みかん、りんご増も全体は減

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年10月第2週（10月9日〜10月15日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量1,814t（前週比95％、前年同期比97％）。

前週比では、みかん、りんごが増加したが、西洋なし、ぶどう、アールスメロンなどが減少したため、5％の減少となった。

前年同期比では、くり、りんごが増加したが、なし、西洋なし、ぶどうなどが減少したため、3％の減少となった。

市況は前週比で区々、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

みかん　熊本県、長崎県を中心に入荷し、前週比18％の増加となった。熊本県産極早生の価格は弱保合、長崎県産極早生の価格は強保合となった。

りんご　青森県を中心に長野県等から入荷し、前週比7％の増加となった。荷動きは鈍く引き合いは弱くなっており、青森県産「ふじ」の価格は弱含み、長野県産「シナノスイート」の価格は弱保合となった。

なし　福島県、新潟県等から入荷したが、「あきづき」の販売がほぼ終了となり、前週比21％の減少となった。全体量が少ないため荷動きはよく、福島県産「新高」の価格は強含みとなった。

かき　和歌山県を中心に奈良県等から入荷したが、前週比16％の減少となった。荷動きは鈍く、和歌山県産「刀根」の価格は弱含みとなった。

ぶどう　長野県を中心に岡山県等から入荷したが、山形県産「デラウエア」の販売が終了となり、「巨峰」の出荷量が減少したため、前週比27％の減少となった。長野県産「シャインマスカット」、長野県産「巨峰」、岡山県産「ピオーネ」の価格はともに保合となった。

くり　茨城県を中心に入荷したが、前週比18％の減少となった。茨城県産の価格は保合となった。

アールスメロン　静岡県、茨城県等から入荷したが、前週比25％の減少となった。茨城県産の価格は弱含みとなった。

主な農産物（果実）の市況（2020年10月第2週）