キウイ、いちご増、かきは減

東京都中央卸売市場(大田市場業務課)が発表した2019年12月第3週(12月13日〜12月19日)の概況より。

日ごとの動き

 開市日数は、今週5日、前週5日、前年6日。

 1日平均入荷量は総量2,228t(前週比99%、前年同期比111%)。

 前週比ではほしがき、キウイ、いちごなどが増加したが、かき、西洋なし、りんごなどが減少したため、1%の微減となった。

 前年同期比ではほしがき、不知火、いちごなどが減少したが、西洋なし、アールスメロン、キウイなどが増加したため、11%の増加となった。

 市況は前週比で強含み、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

みかん 愛媛県を中心に長崎県等から入荷し、前週比5%の増加となった。価格はともに愛媛県産で普通は強含み、早生は保合となった。

不知火 熊本県を中心に鹿児島県等から入荷し、前週比5%の増加となった。熊本県産の価格は保合となった。

りんご 青森県を中心に長野県等から入荷したが、長野県産、山形県産の年内入荷が終了に近づいており、前週比22%の減少となった。価格はともに青森県産で「ふじ」は強含み、「王林」は保合となった。

かき 福岡県、奈良県等から入荷したが、前週比36%の大幅な減少となった。かき全体の出荷量が減少し滞留していた荷が動き始めたため、福岡県産「富有」の価格は強保合となった。

いちご 栃木県を中心に福岡県等から入荷し、前週比24%の増加となった。栃木県産「とちおとめ」、佐賀県産「さがほのか」の価格はともに強保合となった。

アールスメロン 熊本県を中心に静岡県等から入荷し、前週比5%の増加となった。ギフト需要から引き合いが強く、熊本県産の価格は強保合となった。

ほしがき 長野県を中心に富山県等から入荷し、前週比77%の大幅な増加となった。価格は長野県産「市田」で弱保合、福島県産「アンポ」で保合となった。

主な農産物(果実)の市況(2019年12月第3週)

品目1日平均入荷量(t)前週比(%)前年同期比(%)取引品種産地単位(kg)価格
みかん1,400105110せり普通愛媛103,715
早生愛媛10-
相対普通愛媛103,002
早生愛媛103,110
不知火1910592せり熊本54,860
相対熊本54,716
りんご24778111せりふじ青森104,190
王林青森103,699
相対ふじ青森104,082
王林青森103,413
西洋なし3377207せりラ・フランス山形5-
相対ラ・フランス山形5-
かき9564162せり富有福岡10-
相対富有福岡104,572
いちご9412496せりとちおとめ栃木0.28514
あまおう福岡0.27-
さがほのか佐賀0.27-
紅ほっぺ静岡0.28-
相対とちおとめ栃木0.28559
あまおう福岡0.27-
さがほのか佐賀0.27524
紅ほっぺ静岡0.28-
アールスメロン26105124せり熊本8-
相対熊本84,968
キーウイ11129123せり愛媛3.6-
相対愛媛3.61,836
ほしがき2317790せり市田長野0.17-
アンポ福島0.17-
相対市田長野0.23454
アンポ福島0.23429
入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場大田市場業務課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/