はっさく、不知火などが増加

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年1月第2週（1月11日〜1月17日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は今週5日、前週4日、前年5日。

　1日の平均入荷量は1,675t。前週比では、キウイ、不知火、はっさくなどが増加、いちご、アールスメロン、みかんなどが減少で、2％の減少。

　前年同期比では、キウイ、はっさく、アールスメロンなどが減少、いよかん、不知火、みかんなどが増加で、5％の増加。

　市況は前週比でまちまち（※1）、前年同期比で弱含み（※2）に。

品目別の動き

みかん　静岡県を中心に愛媛県、長崎県等から入荷したが、前週比5％の減少。静岡県産普通みかんの価格は保合（※3）に。

ポンカン　愛媛県を中心に佐賀県等から入荷し、前年同期比で7％の増加。価格面では前年より1割ほど安くなっており、愛媛県産の価格は前年同期比で弱保合（※4）に。

いよかん　愛媛県を中心に入荷したが、前週比で1％の減少。荷動きは徐々に悪くなっており、愛媛県産の価格は弱保合に。

はっさく　和歌県を中心に広島県等から入荷し、前週比で53％の大幅な増加。和歌山県産の価格は強含み（※5）に。

不知火　熊本県を中心に佐賀県等から入荷し、前年同期比21％の増加。熊本県産の価格は前年同期比で保合に。

きんかん　宮崎県を中心に鹿児島県等から入荷した。完熟きんかん「たまたま」の販売も火曜日から始まり、前年同期比で9％の増加。宮崎県産の価格は前年同期比で強保合に。

りんご　青森県を中心に岩手県等から入荷し、前週比9％の増加。荷動きは鈍く青森県産「ふじ」「王林」の価格はそれぞれ弱保合、保合に。

いちご　栃木県、福岡県等から入荷したが、前週比38％の大幅な減少。栃木県産とちおとめ、福岡県産あまおうの価格は共に保合に。

キウイ　和歌山県、福岡県等から入荷したが、前年同期比14％の減少。和歌山県産の価格は前年同期比で保合に。

※1　まちまち：産地、品種により、価格の上げ下げが異なること。

※2　弱含み（よわふくみ）：価格が安くなろうとしている状態。

※3　保合（もちあい）：価格が動かず同一水準を保っている。

※4　弱保合（よわもちあい）：価格が下がったまま、上昇しないで保っていること。

※5　強含み（つよふくみ）：価格が高くなろうとしている状態。

主な農産物（果実）の市況（2019年1月第2週）