フェア等で客単価上昇。客数減

2025年7月

日本フランチャイズチェーン協会(JFA)はJFAコンビニエンスストア統計調査月報2025年7月度を発表した。全店売上高は10777億8300万円(前年同月比102.6%)だった。既存店売上高は10359億6800万円(前年同月比102.0%)、既存店客数14億0350万6000人(同99.8%)、既存店客単価738.1円(同102.2%)だった。

 JFAによる「全般的動向」は以下のとおり。

今月は販促施策(フェアやコラボ商品)等により客単価が伸びたことから、全店・既存店ともに売上高が前年を上回る結果となった。なお、商品別では、おにぎり、カウンター商材、ソフトドリンク、酒類、アイスクリームが好調に推移した。

店舗売上高

 全店売上高は10777億8300万円。前年同月比270億0700万円増(+2.6%)。前月比628億8300万円増(+6.2%)。既存店売上高は10359億6800万円。前年同月比207億2700万円増(+2.0%)。前月比607億0500万円増(+6.2%)。

 全店・既存店はともに5カ月連続のプラス。

来店客数

 全店客数は14億7112万9000人。前年同月比439万2000人増(+0.3%)。前月比7935万9000人増(+5.7%)。既存店客数は14億0350万6000人。前年同月比280万2000人減(−0.2%)。前月比7644万人増(+5.8%)。

 全店は2カ月連続のプラス・既存店は2カ月ぶりのマイナス。

平均客単価

 全店客単価は732.6円。前年同月比16.2円上昇(+2.3%)。前月比3.4円上昇(+0.5%)。既存店客単価は738.1円。前年同月比16.2円上昇(+2.2%)。前月比3.2円上昇(+0.4%)。

 全店・既存店はともに7カ月連続のプラス。

商品構成比および前年増減比

日配食品
構成比35.7%(前月35.6%)/前年比103.0%。
カウンター商材(コーヒー、揚げ物、中華まん等)、米飯類(おにぎり、弁当、寿司等)、パン、調理パン、惣菜、漬物、野菜、果物、水物(豆腐等)、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナー、ベーコン等)、牛乳、チルド飲料、乳製品(バター、チーズ等)、練物(ちくわ、かまぼこ等)、サラダ、和洋菓子、デザート類(ケーキ、プリン、ゼリー、ヨーグルト等)等
加工食品
構成比29.1%(前月28.3%)/前年比102.9%。
菓子類(和洋菓子を除く)、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、アルコール飲料(ビール、日本酒、焼酎、ワイン等)、調味料(食塩、砂糖、味噌、しょう油、うま味調味料、ソース等)、嗜好品(コーヒー、お茶等)、米穀、乾物、缶詰類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品等
非食品
構成比30.6%(前月31.4%)/前年比100.1%。
たばこ、雑誌、書籍、新聞、衣料品、袋物類、文具類、玩具、雑貨、ペットフード、乾電池、CD、電球・蛍光灯、電卓、燃料、サングラス、園芸用品、花火、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、紙製品、切手・はがき・収入印紙、装身具等
サービス
構成比4.6%(前月4.7%)/前年比102.4%。
プリペイドカード、コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、各種チケット、テレフォンカード、宝くじ、レンタル、乗車券、航空券、宿泊券等

※サービスには、電力料金、ガス料金、放送受信料、電話料金、水道料金等の公共料金等の収納代行は含まない。

店舗数

 店舗数は55,882店。前年同月比198店増(+0.4%)。前月比30店増(+0.1%)。

日本フランチャイズチェーン協会(JFA)
https://www.jfa-fc.or.jp/
調査対象
JFA正会員コンビニエンスストア本部7社:セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パン デイリーヤマザキ事業統括本部、ローソン