洋酒文化の歴史的考察
洋酒文化の歴史的考察

V 蜂印と赤玉~ボタニカルを巡って(2)

ノイリープラットのドライ・ベルモットに使われているボタニカルの一つ、セントーリーとは果たしてどのような香りであったか。ところで、リキュールに使われるボタニカルを調べているときに気付いたことがある。戦前に覇を競った「蜂印香竄葡萄酒」と「赤玉ポートワイン」についてだ。
恢復するチェーン

検証・渥美俊一氏のチェーンストア理論(10)心理的な価値を無視しては高い収益性は望めない

まず価格を計画し、それに商品を対応させていくやり方を取っている限り、超過収益力を持つことはできない。独自の価値を持つには、心理的な価値を創造する必要がある。その最も強いものは、お客の人生にかかわる商品や店を作ることだ。
セントーリー
洋酒文化の歴史的考察

V 蜂印と赤玉~ボタニカルを巡って(1)

ベルモットについて調べていくと、実はその処方は各社さまざまであることがわかる。各社のベルモットに利用されるボタニカル(香草・果皮等)を詳細に見ていくと、その多様さと不明瞭さに困惑する。そんな中、ノイリープラットのドライ・ベルモットに使われているボタニカルの一部が書かれているのを見付けた。
マルチニ伊太利ベルモット
洋酒文化の歴史的考察

IV 赤くなかった“赤富士”(7)

ラベルに日本文のあるベルモットのボトル。このようなものがどうして作られたのか――「大日本基準コクテール」にあったマウント・フジに関する記述を読んだ今は、それがわかる。資料を当たった結果も、その銘記すべき出来事の信憑性を裏付けるものだった。
恢復するチェーン

検証・渥美俊一氏のチェーンストア理論(8)業態分類の異常

渥美式チェーンストア理論では、業態を価格レンジで分類する方法がとられる。その個々の価格レンジ分類は実際にはあいまいな形で表現されている。その上で、チェーンをそれぞれの価格レンジに収めてとらえて業態を分類する。この場合、異なる業態を同じ業態に、同じ業態を異なる業態に、認識してしまう誤りを犯す危険がある。
ラベルに日本文のある奇妙なベルモットのボトル
洋酒文化の歴史的考察

IV 赤くなかった“赤富士”(6)

今回、FoodWatchJapanの原稿を書くことがきっかけで「大日本基準コクテール」ブックの実物を目にすることができたが、もう一つ、ここから改めて調べ直したマウント・フジカクテルについて、知られざるエピソードがあった可能性が出てきたことを「赤富士」リサーチの後日談として残しておきたい。
「ホワイト・バーチ」ほか
小売・外食

バーテンダー諸兄に贈るFOODEX JAPAN 2012洋酒レポート10(5)

去る3月6日~9日、幕張メッセにおいてFOODEX JAPAN 2012が開催された。参加国数72か国、約2400社の飲料・食品メーカーが一堂に集まる世界でも有数の見本市であり、今回も73000人を超す来場者で賑わった。その中でバーテンダー目線に立って見付けてきた洋酒10品を紹介していく。最終回はウクライナ産ウォッカ2品、そしておまけが一つ。