亮(絵・筆者)
スクリーンの餐 11

ワカラナイ――父とアントワーヌ・ドワネルの思い出に――

映画の中の食を鑑賞するコラム。今回紹介する「ワカラナイ」は、今年東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県気仙沼市唐桑町で2年前に撮影された。現代日本の格差社会と拡大する地方の貧困問題を背景に、母子家庭の少年が直面する過酷な現実を描いた作品である。

砂漠にかすかに生える草から食べられる部分を探す人(絵・筆者)
スクリーンの餐 10

「無言歌」――極限状況下の食

映画の中の食を鑑賞するコラム。今冬、注目すべき「中国映画」が公開される。「中国映画」と記したが、ワン・ビン(王兵)監督初の劇映画「無言歌」(2010)は、香港、フランス、ベルギー合作で中国籍の作品ではない。1960年の中国を舞台にした、中国人のスタッフとキャストで製作された映画で […]