Maryanskiのバイテクと食品安全考 3

米国のバイテク食品安全性評価――FDAは義務化せず/Assessing Biotech Food Safety in the U.S; FDA’s Voluntary Approach

1990年代初頭、日米双方の政府は現代バイオテクノロジーによって開発された食品の安全性を評価するための政策や指針を作成した。日本においては、厚生省(当時)が1991年にOECDの指針を基にバイテク作物の安全性審査のための任意の指針を作成した。しかしながら、2001年にその安全性審 […]

うねやま研究室 7

「環境ホルモン」問題はどうなった?BPAの評価を巡る世界の動向その1

日本では今のところあまり話題になっていませんが、カナダが哺乳瓶へのポリカーボネートの使用禁止を提案し、米国とカナダで報道が過熱しているビスフェノールAの安全性評価について、これまでの経緯をまとめてみようと思います。「その1」としたのは、米国とカナダでは現在パブリックコメント募集中 […]

コロのGM早分かり 2

Btたんぱく質が効かなくなる害虫抵抗性の出現とは?

こんにちは、コロです。前回は、現在商業化されている遺伝子組換え作物に導入されている性質のひとつである害虫抵抗性のメカニズムについて解説し、害虫には殺虫効果があるBtたんぱく質が、人などの動物の健康にはまったく影響がないことをお話ししましたね。わかりやすかったでしょうか?そろそろ暖 […]

Maryanskiのバイテクと食品安全考 2

バイテク食品、変わる受容/Evolving Acceptance of Biotech Foods

韓国のでんぷんメーカー数社は近頃、非バイテク・トウモロコシの価格高騰を受けて初めてバイテク・トウモロコシの購入を決定した。韓国においてバイテク・トウモロコシがコーンシロップやブドウ糖といった食品の原料として使われるのはこれが初めてである。現在、韓国、そして日本でもまた、バイテク・ […]

実験に使われた色素を入れたオレンジジュース(ニュージーランド・ESR、Peter Cressey博士提供)
うねやま研究室 6

子どもの多動と食用着色料の関連を示唆する研究をEFSAが評価

2008年3月14日、欧州食品安全機関(EFSA)が、食用色素と安息香酸ナトリウムによる子どもの行動への影響に関する論文についての評価を終了し、プレスリリースを行いました(EFSAは食品添加物と子どもの行動に関するサウサンプトン研究を評価する、McCann らのある種の色素と安息 […]

コロのGM早分かり 1

有機栽培にも役に立っていた害虫抵抗性GM作物の導入遺伝子

はじめまして、コロと申します。遺伝子組換え(GM)技術や、それを応用して育種された作物は、食糧増産、土壌劣化や水不足、地球温暖化などの環境変化への解決策の1つとして、大いに期待されています。しかし、科学的な説明が十分にされていないため、とても分かりにくく、議論も滞りがちです。私た […]

Maryanskiのバイテクと食品安全考 1

バイテク作物の商業化――アジアが躍進/Commercialization of Biotech Crops: Asia Moves Forward

バイテク作物の生産は、1996年に初めて商業栽培されてから年々増加している。現在、栽培面積は1億ヘクタールを超え、世界23カ国で栽培されている。Clive James氏率いる国際アグリバイオ事業団(ISAAA)の最新レポートはそう記している。しかし、その中に、私が第2の故郷と定め […]

うねやま研究室 5

米国で安全性が確認されたクローン動物、日本での受容はどうなる?

2008年1月15日、米国食品医薬品局(FDA)がクローン動物由来食品の安全性について最終リスク評価報告書を発表しました。06年12月に案として発表し、パブリックコメントを募集してまとめたものです。クローン技術を用いて作成したウシ・ブタ・ヤギ、あるいは伝統的に食用とされている動物 […]

うねやま研究室 4

中国ギョーザ事件報道を巡る科学的な不正確

中国産冷凍ギョーザ事件は、当初残留農薬の疑いも掛けられましたが、どうやらそうではなくて、犯罪性の色合いが強まってきました。全容解明までもうあと少しというところでしょうか。とはいえ、一連の報道において、特に薬剤に関する説明では、いくつか誤解を招くようなものもあり、見逃しておけません […]

うねやま研究室 3

日欧比較で分かる残留農薬基準値超えによる回収の愚行

農産物の残留農薬が基準値を超過していたため回収される、という事例がよく報道されます。基準値を超えていることがすなわちリスクがあるということではないにもかかわらず、消費者には「危険な農産物が出回っている」という誤解が多いようです。そこで今回は、日本とは違う対応を行っている英国での事 […]