科学・法令

花王がコーヒーポリフェノールのクロロゲン酸類に血管内皮機能改善作用を発見。脂肪消費高める作用も

花王のヒューマンヘルスケア研究センター・ヘルスケア食品研究所と生物科学研究所は、コーヒー豆に含まれるポリフェノールであるクロロゲン酸類に血管内皮機能を改善する作用を見出した。 成人を対象とした継続摂取試験を通して、クロロゲン酸類の持つ生理機能と、焙煎によって生じる成分との関係について調べた結果。 同作用を十分に発現させるためには、クロロゲン酸類を豊富にするとともに、焙煎工程で生じる酸化成分ヒドロキ […]
科学・法令

サッポロビール共同研究でビール原料からRSウイルス感染予防成分を発見

 サッポロビールは、札幌医科大学医学部の澤田典均教授、小島隆准教授と共同研究を行い、ビール原料のホップに含まれる苦味成分フムロン(※1)にRSウイルス感染(※2)の予防効果、およびRSウイルス感染による炎症の緩和効果があることを発見したと発表した。  今後、サッポロビールはフムロンのRSウイルスに対する効果メカニズムの検証を行い、食品や飲料への利用を検討していく。  RSウイルスは、主に乳幼児に感 […]
食品安全情報(化学物質)

エナジードリンクの苦情報告

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.24(2012.11.28)を発表した。FDAはエナジードリンクなどの製品に関連した有害健康事象および製品苦情に関する報告を収集している。EFSAは、臭素化難燃剤について検討を行い、今後どのようなデータや調査が必要かを提示した。KFDAは電子レンジの使用に関する韓国消費者の誤解を解くためのQ&Aを公表した。
食品安全情報(微生物)

食品安全近代化法による登録抹消権限を初行使

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.24(2012.11.28)を発表した。FDAはピーナッツバターに関連するサルモネラ感染で、メーカーの食品関連施設登録を一時的に抹消した。カナダでは、大腸菌O157感染症患者が18名と報告された。BfR(ドイツ)は、乳児用粉ミルクの調乳に関する推奨事項を発表している。
食品安全情報(化学物質)

ブラックコホシュで肝障害か

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.23(2012.11.14)を発表した。MHRAはブラックコホシュレメディについて肝不全の報告を受け、再度の注意喚起を行っている。FSANZは、タスマニアでの藻類大発生によって発生した麻痺性貝毒のため、イガイのリコールを行っている。
食品安全情報(微生物)

O157汚染の可能性でサラダ回収

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.23(2012.11.14)を発表した。US FDAはO157汚染の可能性のあるサラダの製品回収を、USDA FSISは牛の扁桃の付いたタンの回収を発表した。英国下院の環境・食料・農村地域(EFRA)委員会はDSM(desinewed meat)の製造停止・ラベル変更についての報告書を提出し、政府が対応した。
食品安全情報(化学物質)

リスク評価の新課題への対応

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.22(2012.10.31)を発表した。ECは環境とヒトの健康について、食品以外のリスク評価課題の意見の募集を開始した。韓国KFDAは来年から始まるカフェイン関連に規制に先立ち、国内流通中の“エナジードリンクなど”カフェイン含有量の調査結果を発表した。
食品安全情報(微生物)

手洗いで小児の下痢症と呼吸器感染症予防

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.22(2012.10.31)を発表した。PAHOとWHO手洗い奨励のための官民パートナーシップ(PPPHW)と協力して「世界手洗いデー」記念行事を開催した。USDA FSISは、一般消費者が食肉や卵製品等に関する問題を報告できる電子フォームを発表した。
食品安全情報(化学物質)

セラリーニ論文はデータ不足

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.21(2012.10.17)を発表した。フランスでは先にグリホサート含有製品およびGMトウモロコシの混餌投与が齧歯類に有害とする発表がされたが、欧州食品安全機関(EFSA)はじめ複数国の研究機関から疑義が呈されている。英国食品基準庁(FSA)はカクテル中の液体窒素に警告を発した。BfRシンポジウム「危機対応と危機予防」のプレゼン概要が発表さ […]
食品安全情報(微生物)

ドイツで史上最大の食品由来胃腸疾患

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.21(2012.10.17)を発表した。ドイツでは9月下旬に史上最大規模の食品由来胃腸疾患アウトブレイクが発生。冷凍イチゴが感染源である可能性が高く、冷凍イチゴ検体と患者からノロウイルスを検出している。一方、カナダ食品検査庁(CFIA)は食品の病原細菌汚染状況の調査結果を発表。トマトとカンタロープからの検出はなかった。
食品安全情報(化学物質)

FDAのコメのヒ素濃度データ

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.19(2012.09.19)を発表した。FDAはコメのヒソ濃度についての大規模なデータ収集を行っている。FSANZは食品照射の概説と実施状況を発表した。FSA、FSAIは、チェコ共和国での密造酒によるメタノール中毒事故を伝えている。
食品安全情報(微生物)

カナダ産牛肉でO157:H7検出

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.20(2012.10.03)を発表した。カナダ産牛肉でO157が検出され、工場の管理対策と検査手順に逸脱があったことが指摘されている。米国ではピーナッツバター由来が疑われるサルモネラ感染が発生している。英国ACMSFは食品からのトキソプラズマ感染を重視し、調査を進める提案を行っている。
食品安全情報(化学物質)

サプリによるビタミンA過剰

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.19(2012.09.19)を発表した。ヨーロッパがん観測所(ECO)Webサイトが開設された。米国国立衛生研究所ダイエタリーサプリメント局は、ビタミンAに関するファクトシートを公表した。オーストラリア・ニュージーランド食品基準局(FSANZ)は、日本産食品への検査とオーストラリア放射線防護機関の助言を取り入れて、農業漁業林業省(DAFF) […]
食品安全情報(微生物)

リコッタサラータ関連のリステリア

国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(微生物)No.19(2012.09.19)を発表した。米国ではリコッタサラータチーズによるリステリア感染アウトブレイクが発生している。英国では、牛肉の積送品における牛海綿状脳症(BSE)管理対策違反が報告された。