日本フードサービス協会(JF)は2025年12月外食産業市場動向調査を発表した。全体(事業社数217、店舗数36,637店=101.1%)合計の売上高は106.0%と拡大。客単価は上昇したが、客数は102.4%と前年同月を上回った。
売上高は、その他(98.5%)を除くすべての業種・業態で前年同月を超えた。和風ファストフード(108.2%)、喫茶(108.2%)、ディナーレストラン(107.6%)などをはじめ、全体的に比較的好調だった。
客数は、ディナーレストランが5.4%増。その他(93.7%)、持ち帰り米飯/回転寿司(95.7%)、喫茶(99.8%)は前年同月に達しなかった。
客単価は、すべての業種・業態で前年より上昇。喫茶(108.5%)、和風ファミリーレストラン(105.6%)、持ち帰り米飯/回転寿司(105.5%)、その他(105.0%)などは、5%以上の上昇となった。
JFによる概況は以下のとおり。
12月は、年末の休みが長くなったことから、年末中心に家族客などの外食需要が好調となったほか、今や忘年会の主流となった小グループや個人の宴会が、月後半から年末の休みにかけて好調で、飲酒業態の客数を押し上げた。インバウンド需要は中国からの団体客の減少が見られたものの、インバウンド全体としてはおおむね堅調。客単価の上昇、FF業態の堅調、FR低価格業態の堅調などにより、売上は106.0%となった。
売上高と店舗数の伸び率推移(〜2025年12月)

| 事業社数 | 店舗数 | 売上高(前年比) | 店舗数(前年比) | 客数(前年比) | 客単価(前年比) | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 全体 | (N=217) | (N=36,637) | 106.0% | 101.1% | 102.4% | 103.5% | |
| ファストフード | 合計 | (N=53) | (N=21,395) | 105.8% | 101.8% | 102.9% | 102.9% |
| 洋風 | (N=21) | (N=6,291) | 106.4% | 102.3% | 104.7% | 101.6% | |
| 和風 | (N=14) | (N=4,938) | 108.2% | 103.2% | 103.6% | 104.5% | |
| 麺類 | (N=18) | (N=3,440) | 105.3% | 101.7% | 101.9% | 103.4% | |
| 持ち帰り米飯/回転寿司 | (N=18) | (N=4,281) | 101.0% | 99.7% | 95.7% | 105.5% | |
| その他 | (N=9) | (N=2,445) | 105.2% | 101.9% | 102.4% | 102.8% | |
| ファミリーレストラン | 合計 | (N=65) | (N=9,518) | 105.8% | 99.8% | 101.6% | 104.1% |
| 洋風 | (N=32) | (N=4,414) | 105.6% | 98.8% | 102.0% | 103.5% | |
| 和風 | (N=31) | (N=2,511) | 106.7% | 101.0% | 101.1% | 105.6% | |
| 中華 | (N=13) | (N=1,232) | 105.5% | 102.2% | 101.4% | 104.0% | |
| 焼肉 | (N=16) | (N=1,361) | 105.0% | 99.1% | 100.2% | 104.8% | |
| パブ/居酒屋 | 合計 | (N=36) | (N=2,107) | 106.3% | 100.2% | 103.9% | 102.3% |
| パブ・ビアホール | (N=12) | (N=403) | 105.1% | 103.6% | 103.8% | 101.2% | |
| 居酒屋 | (N=29) | (N=1,704) | 106.8% | 99.4% | 104.0% | 102.7% | |
| ディナーレストラン(計) | (N=22) | (N=972) | 107.6% | 103.0% | 105.4% | 102.2% | |
| 喫茶(計) | (N=25) | (N=2,494) | 108.2% | 101.1% | 99.7% | 108.4% | |
| その他(計) | (N=16) | (N=151) | 98.3% | 84.4% | 93.7% | 105.0% | |
凡例:10%以上のプラス/5%以上のプラス/前年同月未達(四捨五入で100.0%となっているものを含む)/5%以上のマイナス/10%以上のマイナス。
※前年同月比は税抜比較で行っている。
※ファストフード、ファミリーレストラン、パブ/居酒屋の各業態の内訳に関しては、重複する事業社があるため合計の数値は必ずしも内訳の累積に一致しない。
ファストフード
ファストフード全体の事業社数は53、店舗数は21,395店(101.8%)。客単価は上昇したが、客数は102.9%と前年同月を上回った。売上高は105.8%と拡大。
洋風ファストフード(事業社数21、店舗数6,291店=102.3%)は、客単価は上昇したが、客数は104.7%と前年同月を上回った。売上高は106.4%と拡大。
和風ファストフード(事業社数14、店舗数4,938店=103.2%)は、客単価は上昇したが、客数は103.6%と前年同月を上回った。売上高は108.2%と拡大。
麺類ファストフード(事業社数18、店舗数3,440店=101.7%)は、客単価は上昇したが、客数は101.9%と前年同月を上回った。売上高は105.3%と拡大。
持ち帰り米飯/回転寿司ファストフード(事業社数18、店舗数4,281店=99.7%)は、客単価は際立って上昇し、客数は95.7%と前年同月を下回った。売上高は101.0%と前年同月を上回った。
その他ファストフード(事業社数9、店舗数2,445店=101.9%)は、客単価は上昇したが、客数は102.4%と前年同月を上回った。売上高は105.2%と拡大。
ファミリーレストラン
ファミリーレストラン全体の事業社数は65、店舗数は9,518店(99.8%)。客単価は上昇したが、客数は101.6%と前年同月を上回った。売上高は105.8%と拡大。
洋風ファミリーレストラン(事業社数32、店舗数4,414店=98.8%)は、客単価は上昇したが、客数は102.0%と前年同月を上回った。売上高は105.6%と拡大。
和風ファミリーレストラン(事業社数31、店舗数2,511店=101.0%)は、客単価は際立って上昇したが、客数は101.1%と前年同月を上回った。売上高は106.7%と拡大。
中華ファミリーレストラン(事業社数13、店舗数1,232店=102.2%)は、客単価は上昇したが、客数は101.4%と前年同月を上回った。売上高は105.5%と拡大。
焼肉ファミリーレストラン(事業社数16、店舗数1,361店=99.1%)は、客単価は上昇しながら、客数は100.2%と前年並み。売上高は105.0%と拡大。
パブ・居酒屋
パブ/居酒屋全体の事業社数は36、店舗数は2,107店(100.2%)。客単価は上昇したが、客数は103.9%と前年同月を上回った。売上高は106.3%と拡大。
パブ・ビアホール(事業社数12、店舗数403店=103.6%)は、客単価は上昇したが、客数は103.8%と前年同月を上回った。売上高は105.1%と拡大。
居酒屋(事業社数29、店舗数1,704店=99.4%)は、客単価は上昇したが、客数は104.0%と前年同月を上回った。売上高は106.8%と拡大。
ディナーレストラン
ディナーレストラン全体(事業社数22、店舗数972店=103.0%)は、客単価は上昇したが、客数は105.4%と増加。売上高は107.6%と拡大。
喫茶
喫茶全体(事業社数25、店舗数2,494店=101.1%)は、客単価は際立って上昇しながら、客数は99.7%とほぼ前年並み。売上高は108.2%と拡大。
その他の業態
その他全体(事業社数16、店舗数151店=84.4%)は、客単価は際立って上昇し、客数は93.7%と減少。売上高は98.3%と前年同月を下回った。
●日本フードサービス協会
https://www.jfnet.or.jp/industry_report/
