客単価低下し売上高前年割る

主要食品スーパーの2021年4月実績。客数はカスミが105.0%(前年は対2019年4月92.9%)、ヤオコーが104.3%(同91.6%)と伸ばしたが、アークス(連結)は95.9%(同98.9%)と下げた。各社とも客単価は低下し、大手全社で売上高は低下した。

なお、成城石井を除く同サンプルの2020年4月の対2019年4月のデータでは、売上高が108.5〜121.9、客数が91.6〜100.8、客単価が110.5〜129.6で、2020年2月および3月よりも客数は落ち着きながら客単価は大幅に上昇し、売上高も増加する形となっていた。

ライフは、既存店売上高93.1%、同客数101.6%、同客単価91.7%。

U.S.M.Hは、既存店売上高92.0%、同客数102.1%、同客単価90.1%。

バローHD/バローは、既存店売上高94.1%、同客数98.0%、同客単価96.0%。店舗数(全店)は239店。

マックスバリュ西日本は、既存店売上高95.5%、同客数98.2%。店舗数(全店)は384店。

アークス/連結は、既存店売上高94.1%、同客数95.9%、同客単価98.1%。店舗数(全店)は375店。

ヤオコーは、既存店売上高96.1%、同客数104.3%、同客単価92.1%。

ヨークベニマルは、既存店売上高96.7%、同客数100.6%、同客単価96.1%。

食品スーパーの2021年4月の業績一覧

各社発表データによる。一部に速報値を含む。売上高、客数、客単価のパーセンテージは前年同月比。

凡例:10%以上のプラス5%以上のプラス前年同月未達5%以上のマイナス10%以上のマイナス。順不同。

食品スーパー2021年4月度業績
企業名 事業名/「チェーン名」 既存店 全店
売上(%) 客数(%) 客単価(%) 店舗数(店) 売上(%) 客数(%) 客単価(%)
ライフ 93.1 101.6 91.7
U.S.M.H 92.0 102.1 90.1 91.7
マルエツ 90.3 101.1 89.3 90.5
カスミ 95.7 105.0 91.1 94.5
マックスバリュ関東 84.5 96.1 87.9 84.5
バローHD バロー 94.1 98.0 96.0 239 96.2
マックスバリュ西日本 95.5 98.2 384 190.9
アークス 連結 94.1 95.9 98.1 375 94.6 96.1 98.3
北海道計 94.3 95.9 98.3 220 94.8 96.3 98.4
東北計 94.9 96.8 98.0 124 95.4 96.9 98.5
ヤオコー 96.1 104.3 92.1 99.0 107.5 92.1
ヨークベニマル 96.7 100.6 96.1 96.7
成城石井 104.5 123.9 84.4 165 107.2