サンマ減。生は4.5割強高

2025年9月第3週(2025年9月19日〜2025年9月25日)

サンマ(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2025年9月第3週(2025年9月19日〜2025年9月25日)の概況より。
23日(火)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ24%の減少。前年同期は2024年9月20日〜2024年9月26日。
1日平均取扱数量は総量977t(78%、96%)。このうち鮮魚類は580t(前週比76%、前年同期比114%)、冷凍魚類は192t(前週比82%、前年同期比66%)、塩干加工品は205t(前週比81%、前年同期比94%)。

日ごとの動き

9月19日(金)週末の取引、買い気は幾分上向き。サンマは1〜2割上伸、イワシとカツオはともに堅調、アジは2割、サバは1割、ともに続落、ブリは1割下落、スルメは小甘い。相場全体では区々。

9月20日(土)休市前の取引、買い気が強かったこともあり、荷動き、値動きともにおおむね良好だった。アジとサバはともに小反発、サンマは堅調、カツオは小高く、スルメは強保合、ブリは小幅続落、イワシは保合った。相場全体では強保合。

9月22日(月)週明けの取引、買い気はいまひとつ。サンマは2〜3割上伸、スルメとカツオはともに堅調、イワシは小甘く、サバは弱保合、アジとブリはともに保合った。相場全体では堅調。

9月24日(水)休市明けの取引、入荷も減ったため、買い気は順調。サンマは1〜3割反落、カツオは軟調、スルメは小甘く、アジとサバはともに弱保合、ブリは2割上伸、イワシは堅調だった。相場全体では軟調。

9月25日(木)開市の間の取引、買い気は幾分後退したが、入荷水準が低かったことで荷動きはおおむね良好だった。サンマは小反発、イワシは1〜2割上伸、アジは強保合、カツオは小安く、ブリは小動き、サバとスルメはともに保合った。相場全体では強保合。

品目別の動き

アジ 中型が佐賀と長崎、中小型が佐賀主体に入荷。前週に比べ数量はほぼ変わらず、価格は中型が2.5割強安、中小型が1割強安。

サバ 宮城と三重主体に入荷。前週に比べ数量は4%減少、価格は1.5割強安。

イワシ 千葉主体に入荷。前週に比べ数量は33%減少、価格は0.5割弱安。

スルメイカ 青森主体に入荷。前週に比べ数量は27%減少、価格は0.5割高。

カツオ 鹿児島主体に入荷。前週に比べ数量は31%減少、価格は3割強高。

サンマ 北海道主体に入荷。前週に比べ数量は47%減少、生サンマの価格は4.5割強高。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2025年9月第3週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ45.48773各地13,5005,0371,9449549
海外6,8045,1094,4289690
メバチ38.99776各地※冷凍3,1321,236972101123
アジ42.4101182佐賀ほか2,1606484327371
佐賀中小64859454088157
サバ21.296101宮城ほか1,0805184328394
イワシ16.667244千葉1,0803782169674
スルメイカ17.573273青森1,4041,08064810582
冷スルメイカ1.110048各地2,3762,160
サンマ96.053212北海道8,6401,274540147126
各地解凍972648
カレイ8.210888北海道
青森ほかマコ1,1889597568981
北海道アカ972756540100109
北海道アサバ864756540117138
ハマチ6.58249愛媛ほか野〆2,0521,9331,782105163
塩サケ14.27477北海道トキ2,7002,4842,376100
北海道アキ1,6201,5121,404100165
タラ類4.79878
宮城ぶわ1,7281,620
カツオ17.26935鹿児島3,2401,058540131144
キンメダイ4.45396東京ほか3,2401,9871,29610184

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
https://www.shijou.metro.tokyo.lg.jp/torihiki/week