再考・ワイン物流改善

ワインの腐敗臭・カビ臭の原因はワインでないことがある

テイスティングで異臭を感じた場合、それはワインに異臭があるためと考えるのが普通だ。ところが、実際にはワインではない意外なものから異臭が出ていることがある。決して珍しいことではないから、テイスティングの際は環境と道具を適切に準備する必要がある。
「FOOD 2040」の発表について説明するアメリカ穀物協会のトーマス・C・ドール会長
戦術・戦略

今後30年間の食の需要とバイテクは中国が主導する――アメリカ穀物協会が「FOOD 2040」を発表

アメリカ穀物協会(USGC。トーマス・C・ドール会長)は、今後2040年までの東アジアの食と農業の動向について調査し、4月18日「FOOD 2040――Infinite Opportunities」として発表した。報告書では、東アジアがバイオサイエンスをリードすることや、世界の食糧供給システムが中国の中産階級向けに再編されることなど6つの将来予測を提示している。
原発事故以後、外食の利用頻度はどうなったか。
新読み書きバイオ

消費者は放射能に関心/食行動に変化なし/農産物は産地を気にする/食の安全・安心財団の調査から

食の安全・安心財団が、消費者、事業者、生産者それぞれに対して、福島第一原子力発電所事故をめぐる食からの放射汚染に関するアンケートを実施しました。2月7日、3月26日に開催された講演会で、唐木英明理事と森川研究員よりその速報が報告されました。
セントーリー
洋酒文化の歴史的考察

V 蜂印と赤玉~ボタニカルを巡って(1)

ベルモットについて調べていくと、実はその処方は各社さまざまであることがわかる。各社のベルモットに利用されるボタニカル(香草・果皮等)を詳細に見ていくと、その多様さと不明瞭さに困惑する。そんな中、ノイリープラットのドライ・ベルモットに使われているボタニカルの一部が書かれているのを見付けた。
土を知る、土を使う

作物の栄養(16)微量要素(2)

微量要素の欠乏ないし過剰の状態をみきわめることは、観察でも化学分析でも難しい。ただ、微量要素が土壌中にあるかないかを気にするよりも、土壌pHを適正に保つことが、微量要素に起因する障害を回避するのには有効だ。
ダイズの栄養成分
大豆変身物語

畑の肉

ダイズはタンパク質と脂質を多く含んでいる。しかも、それらの質が優れている。炭水化物やビタミン、ミネラルも含めて栄養面でも大きな貢献をしている。
お知らせ

Facebookページ について

FoodWatchJapan のFacebookページができました。 http://www.facebook.com/FoodWatchJapan 毎日の最新記事の見出しをお知らせするほか、折にふれてFacebookページだけの情報もお届けしてまいります。 「メールするほどではないけれども、ちょっと一言コメントしたい」というときには、お気軽に「コメント」や「いいね!」をご活用ください。 FoodW […]
食卓書机

西洋料理は錬金術で作られる

「フランス料理ハンドブック」(辻調グループ 辻静雄料理教育研究所 編著、柴田書店)が発行されました。フランスの地方料理、調理の基本、材料と料理、飲料、食事の組み立て、レストランのしくみ、行事食、そしてフランス料理の歴史と、フレンチに関するあらゆる事柄を網羅した内容で、500ページ近くという大作です。
食品ブランドのランキング
戦術・戦略

「マクドナルド」が食関連ブランド1位/「ブランド・ジャパン2012」ランキング結果

食品ブランドのトップは「NISSIN 日清食品」、外食ブランドのトップは「McDonald’s マクドナルド」。大幅にランクアップしたのは「GUSTO ガスト」――「ブランド・ジャパン2012」(日経BPコンサルティング)の結果から食関連ブランドの動きをまとめた。
再考・ワイン物流改善

蛍光灯などの光源によって赤ワインは黒ずんで見える

ワイン物流改善の第一歩は、ワインの変質の有無を発見することである。そのためには、先入観や既成概念を排除し、五感と判断力をニュートラルにしておくことが重要だ。先入観の例が「濃い色=フルボディ・タイプ」といった思い込みであるし、そもそも色の濃さを正確に判断できる環境を作れていない場合もある。
マルチニ伊太利ベルモット
洋酒文化の歴史的考察

IV 赤くなかった“赤富士”(7)

ラベルに日本文のあるベルモットのボトル。このようなものがどうして作られたのか――「大日本基準コクテール」にあったマウント・フジに関する記述を読んだ今は、それがわかる。資料を当たった結果も、その銘記すべき出来事の信憑性を裏付けるものだった。