USMEFが米国産牛肉高級部位訴求と焼肉店のサポートに注力

米国食肉輸出連合会(USMEF)は、2012年の米国産牛肉・豚肉の対日輸出量増加の予測を発表した。牛肉については、今年はとくに高級部位の訴求と焼肉店のサポートに力を入れる。

 USMEFが11日に発表した2012年の米国産牛肉・豚肉の対日輸出量予測は、牛肉15万t(前年比124%)、豚肉34万t(同105%)。昨年までの需要の伸びと、今年も小売・外食ともに取扱量が伸びるとの見通しに基づいて予測した。

 米国産牛肉・豚肉の消費拡大を目指した取り組みも積極的に展開する。牛肉については、高級部位のミドルミート(ロイン)の訴求と、焼肉店の販促のサポートに力を入れる。

 2011年の米国産牛肉・豚肉の対日輸出量は、牛肉12万605t(前年比131.6%)、豚肉32万3654t(同108.5%)で、牛肉は6年連続、豚肉は7年連続の増加。過去最大は牛肉35万8566t(2000年)、豚肉34万2074t(2008年)。