三菱商事が中国で水産物の加工・販売事業に参入

三菱商事は、中国の水産会社の浙江大洋世家股扮有限公司(以下浙江大洋)との合弁で、中国浙江省杭州市に水産物加工販売会社の浙江大菱海洋食品有限公司(以下新会社)を設立した。

浙江大洋は漁業や水産物の加工・国内外販売を行う中国有数の総合水産会社で、自社ブランドの導入や、百貨店内の鮮魚専門店運営等、独自の内販事業を展開している。新会社は浙江大洋の内販事業を譲り受け、三菱商事が持ち込むノウハウと経験を組み合わせて、中国市場で新たな水産物流通・販売に取り組む。

三菱商事が生産基盤を持つチリ産養殖サーモン、タイ産養殖エビ、日本産養殖マグロ、また浙江大洋が漁獲した天然マグロを、中国の主要都市で販売する。中国国内で伸長するすし・刺身需要に対応する。さらに、ホタテ、サンマ、ブリ等の日本の水産物も取り扱う。