洋酒文化の歴史的考察
IX ジントニックの現在・過去・未来(6)
家宝にさえなった“量産品” コンプラ瓶が江戸時代に日本酒と醤油の輸出に限って使われていた“日本からの輸出限定瓶”だったのに対し、ケルデル瓶は外から日本に持ち込まれる瓶である。また、用途はジュネバに限らず、ロンドン・ドライジンやバーボン、ウイスキー等の輸送にも使われていた。 当時としては近代的な大量生産システムで作られたケルデル瓶だったが、日本では“量産品”としてはとらえられていなかった。そもそ […]
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