日本フランチャイズチェーン協会(JFA)はJFAコンビニエンスストア統計調査月報2025年9月度を発表した。全店売上高は9950億9700万円(前年同月比101.8%)だった。既存店売上高は9560億2100万円(前年同月比101.2%)、既存店客数12億9490万6000人(同98.7%)、既存店客単価738.3円(同102.5%)だった。
JFAによる「全般的動向」は以下のとおり。
今月は各種キャンペーンの実施等により客単価が伸びたことから、全店・既存店ともに売上高が前年を上回る結果となった。なお、商品別では、おにぎり、揚げ物、菓子、カップ麺、玩具等が好調に推移した。
店舗売上高
全店売上高は9950億9700万円。前年同月比177億0600万円増(+1.8%)。前月比765億7100万円減(−7.1%)。既存店売上高は9560億2100万円。前年同月比115億9800万円増(+1.2%)。前月比736億7100万円減(−7.2%)。
全店・既存店はともに7カ月連続のプラス。
来店客数
全店客数は13億5860万7000人。前年同月比949万4000人減(−0.7%)。前月比7542万2000人減(−5.3%)。既存店客数は12億9490万6000人。前年同月比1685万9000人減(−1.3%)。前月比7256万7000人減(−5.3%)。
全店は2カ月連続のマイナス・既存店は3カ月連続のマイナス。
平均客単価
全店客単価は732.4円。前年同月比18.0円上昇(+2.5%)。前月比14.9円低下(−2.0%)。既存店客単価は738.3円。前年同月比18.3円上昇(+2.5%)。前月比14.7円低下(−2.0%)。
全店・既存店はともに9カ月連続のプラス。
商品構成比および前年増減比
- 日配食品
- 構成比35.5%(前月35.4%)/前年比102.3%。
- カウンター商材(コーヒー、揚げ物、中華まん等)、米飯類(おにぎり、弁当、寿司等)、パン、調理パン、惣菜、漬物、野菜、果物、水物(豆腐等)、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナー、ベーコン等)、牛乳、チルド飲料、乳製品(バター、チーズ等)、練物(ちくわ、かまぼこ等)、サラダ、和洋菓子、デザート類(ケーキ、プリン、ゼリー、ヨーグルト等)等
- 加工食品
- 構成比28.4%(前月29.1%)/前年比101.5%。
- 菓子類(和洋菓子を除く)、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、アルコール飲料(ビール、日本酒、焼酎、ワイン等)、調味料(食塩、砂糖、味噌、しょう油、うま味調味料、ソース等)、嗜好品(コーヒー、お茶等)、米穀、乾物、缶詰類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品等
- 非食品
- 構成比31.6%(前月31.1%)/前年比101.2%。
- たばこ、雑誌、書籍、新聞、衣料品、袋物類、文具類、玩具、雑貨、ペットフード、乾電池、CD、電球・蛍光灯、電卓、燃料、サングラス、園芸用品、花火、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、紙製品、切手・はがき・収入印紙、装身具等
- サービス
- 構成比4.5%(前月4.4%)/前年比92.0%。
- プリペイドカード、コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、各種チケット、テレフォンカード、宝くじ、レンタル、乗車券、航空券、宿泊券等
※サービスには、電力料金、ガス料金、放送受信料、電話料金、水道料金等の公共料金等の収納代行は含まない。
店舗数
店舗数は55,936店。前年同月比227店増(+0.4%)。前月比13店増(+0.0%)。
- 日本フランチャイズチェーン協会(JFA)
- https://www.jfa-fc.or.jp/
- 調査対象
- JFA正会員コンビニエンスストア本部7社:セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パン デイリーヤマザキ事業統括本部、ローソン
