いちご、みかん、アールス増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年11月第2週（11月10日〜11月16日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,982t（前週比113％、前年同期比94％）。

日ごとの動き

前週比では、かき、西洋なしが減少したが、いちご、みかん、アールスメロン等が増加したため、13％の増加となった。

前年同期比では、アールスメロンが増加したが、いちご、西洋なし、かき等が減少したため、6％の減少となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

みかん　愛媛県を中心に熊本県等から早生、和歌山県を中心に極早生が入荷し、前週比32％の大幅な増加となった。みかん全体の荷動きは悪くなっており、引き合いも弱くなっている。価格は愛媛県産早生は保合、和歌山県産極早生は強保合となった。

りんご　山形県、長野県等から「ふじ」、青森県を中心に岩手県等から「王林」が入荷し、前週比18％の増加となった。荷動きはあまりよくないが、徐々に引き合いが強くなり始めている。価格は山形県産「ふじ」は弱含み、青森県産「王林」は強保合となった。

西洋なし　山形県を中心に入荷したが、前週比4％の減少となった。山形県産「ラ・フランス」の価格は弱保合となった。

かき　福岡県を中心に奈良県等から「富有」、愛知県を中心に「次郎」、新潟県等から平核無等が入荷したが、前週比24％の減少となった。価格は福岡県産「富有」、愛知県産「次郎」は保合、新潟県産「平核無」は強含みとなった。

いちご　栃木県産「とちおとめ」を中心に静岡県産「紅ほっぺ」等が入荷し、前週比57％の大幅な増加となった。今年は栃木県産のいちごは、「とちおとめ」に比べ「とちあいか」の作付面積が多くなり出荷量も増えている。価格は栃木県産「とちおとめ」、静岡県産「紅ほっぺ」は弱保合となった。

アールスメロン　静岡県、熊本県等から入荷し、前週比21％の増加となった。静岡県産の価格は弱含みとなった。

主な農産物（果実）の市況（2023年11月第2週）