イワシ74％増。長崎、北海道

東京都中央卸売市場（豊洲市場水産農産品課）が発表した2023年9月第4週（9月22日〜9月28日）の概況より。
23日（土）、9月27日（水）が休市のため4日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ14％の増加。
1日平均取扱数量は総量1,076t（前週比103％、前年同期比98％）。

このうち鮮魚類は638t（前週比114％、前年同期比106％）、冷凍魚類は184t（前週比80％、前年同期比89％）、塩干加工品は255t（前週比100％、前年同期比86％）。

日ごとの動き

9月22日（金）　休市前の取引、入荷増と雨市で買い気は低調。アジが1〜2割上伸、サンマが2〜3割反落、メジは小反落、カツオは続軟調、サバは小甘く、イワシは弱保合、スルメは小動き、ブリは保合った。

9月25日（月）　連休明の取引、買い気はやや上向いた。サバが堅調、カツオはしっかり、イワシは強保合、サンマは2〜3割続落、アジは軟調、メジは小甘い、ブリは弱保合、スルメは保合った。相場全体では小動き。

9月26日（火）　休市前の取引、買い気は振るわなかった。アジが1〜3割、ブリは1〜2割ともに上伸、スルメとメジはともに堅調、サバは1〜2割下落、イワシは小安い、カツオは軟調、サンマは弱保合。相場全体では区々。

9月28日（木）　休市明けの取引、買い気はまずまず。アジが1〜3割続伸、サバとサンマはともに堅調、メジはしっかり、スルメは1〜2割下落、イワシは小幅ながら続落、カツオは続軟調、ブリは小動き。相場全体では小動き。

品目別の動き

アジ　中型が長崎、中小型が千葉主体に入荷。数量は前週に比べ変わらず、価格は中型が0.5割高、中小型が2割弱安。

サバ　宮城主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格は2割強高。

イワシ　長崎と北海道主体に入荷。数量は前週に比べ74％増加し、価格は0.5割強安。

スルメイカ　鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ9％減少し、価格はほぼ変わらず。

カツオ　宮城主体に入荷。数量は前週に比べ25％増加し、価格は0.5割強高。

サンマ　北海道主体に入荷。数量は前週に比べ76％増加し、生の価格は1割強安。

主な水産物の市況（2023年9月第4週）