ピーマンは茨城産春物が漸増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年3月第2週（3月10日〜3月16日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量4,963t（前週比99％、前年同期比95％）。

日ごとの動き

前週比ではごぼう、ピーマン、さといもが増加したが、はくさい、なのはな、にんじん等が減少し、1％の微減となった。

前年同期比ではごぼう、ねぎ、さといも等が増加したが、かぼちゃ、はくさい、にんじんが減少し、5％の減少となった。

市況は前週比が弱保合、前年同期比が区々となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷したが、前週比2％の減少となった。気温上がり需要が低下したため荷動きは鈍く、千葉県産の価格は弱含みとなった。

にんじん　徳島県、千葉県等から入荷したが、千葉県産・埼玉県産がシーズン終盤で数量少なく、前週比9％の減少となった。徳島県産の価格は前週比で弱含みとなった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷し、前週比5％の増加となった。春キャベツの需要あり荷動きはまずまずあるものの、数量は十分あり、愛知県産の価格は弱含みとなった。

レタス　茨城県を中心に静岡県等から入荷し、前週比で6％の増加となった。需要はありながらも数量の多さから相場は下落傾向で、茨城県産の価格は弱保合となった。

はくさい　茨城県を中心に兵庫県等から入荷したが、前週比24％の減少となった。気温上昇で需要は低減し荷動きは鈍く、茨城県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から入荷したが、前週比2％の減少となった。荷動きはあるも、数量の多さから荷余り気味で、群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　千葉県を中心に埼玉県等から入荷し、前週比2％の増加となった。気温上昇で需要は低減し荷動きは鈍く、千葉県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　群馬県、宮崎県等から入荷し、天候の良さから数量増加傾向で、前週比8％の増加となった。荷動きは鈍く、群馬県産の価格は弱保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、気温上昇と日照がよくなり数量増加傾向で、前週比5％の増加となった。荷動きは鈍く、高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。春商材として需要が出てきており、熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン　茨城県、宮崎県等から入荷し、茨城県産の春物が漸増して、前週比23％の増加となった。全体量の増加とともに荷動きは鈍化しており、茨城県産の価格は弱含みとなった。

じゃがいも　北海道を中心に鹿児島県等から入荷したが、前週比8％の減少となった。荷動きは鈍く、北海道産の価格は保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に静岡県等から入荷したが、前週比5％の減少となった。荷動きは鈍く、北海道産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年3月第2週）