静岡みかん終盤。せとか微増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年2月第3週（2月17日〜2月23日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週4日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,361t（前週比75％、前年同期比97％）。

日ごとの動き

前週比ではせとか等が増加したが、キウイ、みかん、ポンカン等が減少したため、25％の減少となった。

前年同期比ではりんご、みかん、きんかん等が増加したが、あまなつかん、いちご、不知火等が減少したため、3％の減少となった。

市況は前週比が保合、前年同期比が強保合となった。

品目別の動き

みかん　静岡県産を中心に長崎県等から入荷したが、静岡県産「青島みかん」「寿太郎みかん」の販売が終盤に入っており、前週比37％の大幅な減少となった。静岡県産の価格は保合となった。

ポンカン　愛媛県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比35％の大幅な減少となった。愛媛県産の価格は弱含みとなった。

いよかん　愛媛県を中心に入荷したが、宮内いよかんの販売が終盤に入り、貯蔵物である弥生紅の販売準備に入ったため、前週比23％の減少となった。愛媛県産の価格は保合となった。

はっさく　和歌山県を中心に広島県等から入荷したが、前週比35％の大幅な減少となった。和歌山県産の価格は強保合となった。

不知火　熊本県、愛媛県等から入荷したが、前週比31％の大幅な減少となった。熊本県産の価格は弱含みとなった。

せとか　愛媛県、愛知県等から入荷し、前週比1％の微増となった。愛媛県産の価格は保合となった。

きんかん　宮崎県を中心に佐賀県等から入荷したが、前週比30％の大幅な減少となった。宮崎県産の価格は保合となった。

りんご　青森県を中心に「サンふじ」等が入荷したが、前週比12％の減少となった。貯蔵量は前年に比べ多いものの、裂果・着色不良果が多く一番手のものは少なくなっている。前週に引き続き荷動きは鈍く、青森県産「ふじ」の価格は弱含み、「王林」は弱保合となった。

いちご　栃木県産「とちおとめ」を中心に福岡県産「あまおう」等が入荷したが、前週比31％の大幅な減少となった。価格は栃木県産「とちおとめ」、福岡県産「あまおう」、静岡県産「紅ほっぺ」、佐賀県産「いちごさん」がともに保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比21％の減少となった。静岡県産の価格は保合となった。

キウイ　和歌山県、福岡県等から入荷したが、前週比40％の大幅な減少となった。和歌山県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2023年2月第3週）