さといも、さつま、きゅうり増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年12月第3週（12月16日〜12月22日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,642t（前週比101％、前年同期比94％）。

日ごとの動き

前週比ではブロッコリー、ほうれんそう、なす等が減少したが、さといも、さつまいも、きゅうり等が増加したため、1％の微増となった。

前年同期比ではミニトマト、さつまいも、れんこんが増加したが、ピーマン、きゅうり、なましいたけ等が減少したため、6％の減少となった。

市況は前週比で強保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷したが、前週比3％の減少となった。荷動き改善に向く中、数量減により引き合いは強まり、千葉県産の価格は強保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷し、前週比8％の増加となった。千葉県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比2％の減少となった。愛知県産の価格は強保合となった。

レタス　静岡県を中心に長崎県等から入荷したが、前週比で3％の減少となった。数量少ない中、クリスマス前のサラダ需要等が増えて引き合いは強まり、静岡県産の価格は強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に入荷したが、前週比4％の減少となった。気温低く需要はあり、荷動きはまずまず良好で、茨城県産の価格は保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比10％の減少となった。群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷し、前週比4％の増加となった。茨城県産の価格は弱含みとなった。

きゅうり　宮崎県を中心に千葉県等から入荷し、前週比9％の増加となった。数量の不足感から引き合いは強まり、宮崎県産の価格は強保合となった。

なす　高知県を中心に入荷したが、高知県産、福岡県産が気温の低下により数量が落ち着き、前週比9％の減少となった。前週の相場上昇により荷動きは鈍化し、高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に愛知県等から入荷したが、前週比6％の減少となった。全体量は多くないものの、気温の低さから需要も低く、熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン　宮崎県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比9％の減少となった。全体量の少ない中、量販店特売もあり引き合いは強まって、茨城県産の価格は強保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷し、前週比1％の微増となった。北海道産の価格は保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷したが、前週比1％の微減となった。荷動きは鈍く、北海道産の価格は弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年12月第3週）