かき和歌山、奈良、福岡ピーク

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年10月第1週（9月30日〜10月6日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,749t（前週比112％、前年同期比94％）。

日ごとの動き

前週比では、なし、アールスメロン、ぶどう等が減少したが、かき、みかん、りんご等が増加したため、12％の増加となった。

前年同期比ではなし、西洋なし、くり等が増加したが、みかん、かき、りんご等が減少したため、6％の減少となった。

市況は、前週比では保合、前年同期比では強含みとなった。

品目別の動き

みかん　宮崎県産が終了し、熊本県等を中心に長崎県等から入荷したが、今年は裏年であることから前年同期比37％の大幅な減少となった。長崎県産極早生の価格は強保合となった。

りんご　「サンつがる」の販売は終了に入り、青森県を中心に山形県等から入荷したが、前年同期比4％の減少となった。引き合いは36玉、40玉を中心に強いもの大玉はやや弱く、価格は青森県産「ふじ」は保合、長野県産「シナノスイート」は強保合となった。

なし　福島県、栃木県等から入荷したが、「豊水」の販売がほぼ終了したことから、前週比41％の大幅な減少となった。価格は福島県産「新高」は弱保合となった。

かき　和歌山県産を中心に奈良県などから入荷した。和歌山県、奈良県や福岡県産が出荷ピークを迎えていることから、前週比84％の大幅な増加となった。柿全体の荷動きはやや鈍く、価格は和歌山県産「刀根」は保合となった。

ぶどう　長野県を中心に岡山県等から入荷したが、前週比15％の減少となった。価格は長野県産「巨峰」は弱含み、岡山県産「ピオーネ」は弱含みとなった。

くり　茨城県を中心に長野県等から入荷し、前週比2％の増加となった。茨城県産の価格は保合となった。

アールスメロン　静岡県、茨城県等から入荷したが、入荷量が少ない状態が続いているため、前週比16％の減少となった。静岡県産の価格は強含みとなった。

主な農産物（果実）の市況（2022年10月第1週）