木曜は前荷薄で買い急がれる

2022年9月第3週(9月16日〜9月22日)

豊洲市場(イメージ)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年9月第3週(9月16日〜9月22日)の概況より。
19日(月)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ4%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,029t(前週比102%、前年同期比86%)。

このうち鮮魚類は525t(前年同期比86%)、冷凍魚類は207t(前週比92%、前年同期比95%)、塩干加工品は296t(前週比108%、前年同期比81%)。

日ごとの動き

9月16日(金) 週末の取引、買い気は振るわず。スルメが2割反発、サバが1〜2割上伸、メジはしっかり、カツオは強保合、アジは1〜2割続落、サンマは小幅続落、ブリは軟調、イワシは保合。相場全体では区々

9月17日(土) 休市前の取引、入荷は減ったが台風の影響などで荷動きはいまひとつ。カツオが3〜4割上伸、サンマは堅調、スルメは強保合、アジは2割続落、サバは1〜2割反落、ブリは1割下落、メジは小安い、イワシは小動き。相場全体では区々

9月20日(火) 連休明けの取引、台風通過による天候不良で買い気は弱く、全般にさえない値動き。アジが1〜2割続落、サンマ、カツオは小反落、スルメは小幅上伸、ブリは弱保合、サバは小動き、イワシは保合、メジは小安い。相場全体では弱保合

9月21日(水) 水曜開市日の取引、天候不良で買い気は低調。サンマが3〜4割反発、スルメが2割続伸、ブリが小幅上伸、アジ、カツオは小動き、サバは強保合、メジは小戻し。相場全体では小高い

9月22日(木) 休市前の取引、前荷薄で買い急がれる展開。アジが2割上伸、カツオが堅調、スルメは続堅調、サバが強保合、イワシはしっかり、サンマは3割反落、ブリは小動き、メジは3〜4割上伸。相場全体では小幅続伸

品目別の動き

アジ 中型が鳥取、中小型が宮城主体に入荷。数量は前週に比べ約2.4倍に増加し、価格は中型が5割弱安、中小型が4.5割強安。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格は1割強高。

イワシ 北海道と千葉主体に入荷。数量は前週に比べ36%減少し、価格は1割弱高。

スルメイカ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ36%減少し、価格は1割強高。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ45%減少し、価格は6割強高。

サンマ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ約2.3倍に増加し、価格はほぼ変わらず。

主な水産物の市況(2022年9月第3週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ30.17978各地17,8206,2532,37695122
海外8,8564,8783,348109115
メバチ40.691112各地※冷凍2,7001,3361,134100115
アジ35.3240181鳥取1,7286802705255
宮城中小6484323245349
サバ21.699129宮城97250832411277
イワシ6.16447北海道ほか1,29635121610879
スルメイカ9.56461北海道1,6201,287821111133
冷スルメイカ3.6164133各地1,080-810--
サンマ37.1225150北海道5,4001,382540101100
各地解凍1,620-756--
カレイ11.569106北海道75656743293102
宮城ほかマコ1,620-5404545
北海道アカ86474354094104
北海道アサバ5403602708857
ハマチ10.115177愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100121
塩サケ23.615168北海道トキ4,5364,3203,780100-
北海道アキ-----
タラ類8.210078岩手1,296-756--
宮城ぶわ1,512-864--
カツオ12.25527宮城3,2401,534432161355
キンメダイ3.57069静岡ほか7,0202,3111,620110143
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/