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カツオ入荷4割増、価格2割安

東京都中央卸売市場（豊洲市場水産農産品課）が発表した2022年5月第4週（5月20日〜5月26日）の概況より。
25日（水）が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。
1日平均取扱数量は総量1,129t（前週比99％、前年同期比104％）。

このうち鮮魚類は618t（前週比％、前年同期比108％）、冷凍魚類は194t（前週比96％、前年同期比93％）、塩干加工品は316t（前週比96％、前年同期比104％）。

5月20日（金）　週末の取引、買い気はいまひとつ。イワシが2割、カツオが1〜2割続落、サバは軟調、ブリは小甘い、メジは弱保合、スルメは1〜2割上伸、アジは保合。相場全体では小安い。

5月21日（土）　休市前の取引、前荷づかえや天気下り坂の予報が響き、荷動きは鈍かった。アジが2割下落、サバが弱保合、スルメは小反落、カツオは小安い、イワシは続軟調、ブリは小動き。相場全体では小幅続落。

5月23日（月）　週明けの取引、買い気はまずまず。メジが2〜3割上伸、カツオは2割、アジは1〜2割反発、イワシは堅調、スルメは小動き、サバ、ブリは保合。相場全体では反発。

5月24日（火）　休市前の取引、入荷が減り荷動きは比較的順調。イワシが2〜4割上伸、アジは1〜2割続伸、サバは堅調、スルメは強保合、ブリは小安い、カツオは小甘い、メジは保合。相場全体では堅調。

5月26日（木）　休市明けの取引、入荷は増えたが荷動きはまずまず。ブリが堅調、カツオは強保合、アジは1割反落、スルメは軟調、メジは小安い、サバは弱保合、イワシは保合。相場全体では小動き。

アジ　中型、中小型ともに長崎主体に入荷。数量は前週に比べ20％減少し、価格は中型が3割弱高、中小型が1割強高。

サバ　千葉と宮城主体に入荷。数量は前週に比べ7％増加し、価格はわずかに下落。

イワシ　千葉主体に入荷。数量は前週に比べ28％減少し、価格は1.5割弱高。

スルメイカ　富山主体に入荷。数量は前週に比べ13％増加し、価格はわずかに下落。

カツオ　千葉主体に入荷。数量は前週に比べ41％増加し、価格は2割強安。

主な水産物の市況（2022年5月第4週）

品目	1日平均上場数量（t）	前週比（％）	前年同期比（％）	主産地	銘柄	高値	中値	安値	前週比	中値前年同期比
マグロ	39.3	90	135	各地	生	17,280	4,437	1,620	130	130
				海外	生	4,644	3,565	2,592	110	101
メバチ	38.8	95	80	各地※	冷凍	2,700	1,289	1,080	100	133
アジ	46.2	80	72	長崎	中	1,620	637	324	128	125
				長崎	中小	648	443	324	112	108
サバ	28	107	101	千葉ほか	−	648	324	216	98	139
イワシ	18.8	72	97	千葉	−	756	367	108	113	99
スルメイカ	10.3	113	104	富山	−	1,404	717	540	97	71
冷スルメイカ	2	67	105	各地	−	1,080		810
サンマ	1.8	113	164	各地	解凍	1,188		540
カレイ	20.1	116	155	北海道	マ	540	410	216	103	103
				宮城ほか	マコ	540	450	270	119	177
				北海道	アカ	486	393	324	91	60
				北海道	アサバ		180		49
ハマチ	9	100	89	愛媛ほか	野〆	1,404	1,350	1,296	100	167
塩サケ	21.9	111	139	北海道	トキ
				北海道	アキ	918	896	864	100	151
タラ類	8.3	112	85	岩手ほか	生	648		432
				宮城	ぶわ	1,296		864
カツオ	52.7	141	109	千葉	−	972	497	216	79	135
キンメダイ	11.1	110	123	静岡ほか	−	3,888	1,620	1,080	100	115

「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格（高値、中値、安値）の単位はkg／円。
東京都中央卸売市場週間市況（東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課）
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/