さといも、さつま、かぼちゃ増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年8月第5週（8月26日〜9月1日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,423t（前週比104％、前年同期比93％）。

日ごとの動き

前週比ではオクラ、いんげん、レイシ（にがうり）等が減少したが、さといも、さつまいも、かぼちゃ等が増加し、4％の増加となった。

前年同期比ではレイシ（にがうり）、オクラ、とうもろこし等が増加したが、にんじん、じゃがいも、だいこん等が減少したため、7％の減少となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。季節の変わり目で量販店からの需要が増え、北海道産の価格は強含みとなった。

にんじん　北海道を中心に青森県等から入荷し、前週比7％の増加となった。荷動きは良好で、数量の少なさから相場は上昇し、北海道産の価格は強保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に長野県等から入荷し、前週比5％の増加となった。量販店特売などで荷動きはまずまずも、数量は潤沢で相場は下落し、群馬県産の価格は弱含みとなった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷し、前週比9％の増加となった。月初の量販店特売需要あり荷動きは良好で、長野県産の価格は強保合となった。

はくさい　長野県を中心に入荷し、前週比8％の増加となった。長野県産の価格は保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に岐阜県等から入荷し、前週比2％の増加となった。高値のため荷動きは鈍く、群馬県産の価格は弱含みとなった。

ねぎ　茨城県、北海道等から入荷し、東北・北海道産が天候回復によって増量し、前週比で9％の増加となった。高値の反動で荷動きが鈍化して相場は下落し、茨城県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　福島県を中心に宮城県等から入荷したが、東北産がピークを過ぎて露地物が減少し、前週比8％の減少となった。福島県産の価格は強保合となった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷したが、前週比2％の減少となった。群馬県産の価格は強保合となった。

トマト　北海道を中心に岐阜県等から入荷し、前週比1％の微増となった。北海道産の価格は強保合となった。

ピーマン　岩手県を中心に茨城県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。岩手県産の価格は弱保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に茨城県等から入荷し、前週比15％の増加となった。北海道産の価格は保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に兵庫県等から入荷し、前週比15％の増加となった。北海道産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年8月第5週）