だいこん、トマト北海道始まる

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年5月第4週（5月20日〜5月26日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,500t（前週比100％、前年同期比101％）。

日ごとの動き

前週比ではにんじん、レタス、なす等が増加したが、ふき、ブロッコリー、ピーマンが減少し、増減なしとなった。

前年同期比ではそらまめ、ふき、はくさい等が減少したが、たまねぎ、にんじん、なす等が増加したため、1％の微増となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に入荷し、青森県産、北海道産の入荷が始まり、前週比5％の増加となった。前週までの高値の反動で荷動きは鈍化して、千葉県産の価格は弱保合となった。

にんじん　徳島県を中心に入荷し、前週比26％の増加となった。数量充分で荷動きは鈍く、徳島県産の価格は弱含みとなった。

キャベツ　千葉県を中心に愛知県等から入荷したが、前週比で5％の減少となった。千葉県産の価格は弱保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から順調に入荷し、前週比で14％の増加となった。全体量の多さから相場は下落し、長野県産の価格は弱保合となった。

はくさい　茨城県を中心に入荷したが、前週比4％の減少となった。各産地からの入荷が重なって数量は十分で荷動きは鈍く、茨城県産の価格は弱含みとなった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷したが、出荷ピークを越えたため入荷が落ち着いており、前週比10％の減少となった。荷動きはまずまず良好で、群馬県産の価格は保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、春物が終盤で減少し、前週比3％の減少となった。荷動きはまずまずで、茨城県産の価格は保合となった。

きゅうり　埼玉県を中心に群馬県等から入荷したが、前週比10％の減少となった。荷動きはまずまず良好で、埼玉県産の価格は保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、前週比10％の増加となった。全体量増加に伴い荷動きはやや鈍化し、高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、千葉県産が増量、北海道産の入荷が始まり、前週比4％の増加となった。熊本県産の価格は強保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に入荷したが、宮崎県産、高知県産が最盛期を過ぎて減少し、前週比18％の減少となった。全体量の減少によって引き合いが強まっており、茨城県の価格は強保合になった。

じゃがいも　長崎県を中心に鹿児島県等から入荷したが、前週比2％の減少となった。末端での売価が下がり需要は若干回復するも、荷動きは鈍めなままで、長崎県産の価格は弱保合となった。

たまねぎ　佐賀県を中心に兵庫県等から入荷し、前週比6％の増加となった。全体量は依然として少なく、相場は高値のままで、佐賀県産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年5月第4週）