きゅうり宮崎産ピークで大幅増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2023年12月第4週（11月24日〜11月30日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,531t（前週比111％、前年同期比99％）。

日ごとの動き

前週比ではレタス、かぼちゃが減少したが、きゅうり、ミニトマト、なましいたけ等が増加したため、11％の増加となった。

前年同期比でははくさい、なましいたけ、ごぼう等が増加したが、かぼちゃ、レタス、トマト等が減少したため、1％の微減となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。気温が下がる日もあり荷動きはまずまず良好で、千葉県産の価格は保合となった。

にんじん　千葉県を中心に安定して入荷したことから、前週比で20％の増加となった。荷動きはやや鈍化し、千葉県産の価格は弱含みとなった。

キャベツ　千葉県を中心に愛知県等から順調に入荷し、神奈川県産も漸増したことから前週比で11％の増加となった。月初の特売で荷動きはまずまず良好で、千葉県産の価格は保合となった。

レタス　茨城県を中心に長崎県等から入荷したが、茨城県産が最盛期を過ぎたことから前週比で6％の減少となった。荷動きは落ち着いているが全体量が少ないことから、茨城県産の価格は強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に長野県等から入荷し、前週比で5％の増加となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から入荷し、前週比で9％の増加となった。荷動きは、週前半は良好だったが、後半は相場が上がったことから鈍化した。群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　秋田県、茨城県等から入荷し、茨城県、千葉県、埼玉県産は作柄不良から回復傾向となり前週比で16％の増加となった。これまでの高値の影響で荷動きが鈍いことから相場は下落し、秋田県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　、群馬県、宮崎県等から入荷した。宮崎県産が出荷ピークとなったことから前週比で38％の大幅な増加となった。荷動きはまずまずで群馬県産の価格は保合となった。

なす　高知県を中心に熊本県等から入荷し、前週比で21％の増加となった。荷動きは鈍めで、高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に愛知県等から入荷し、前週比で18％の増加となった。前週に続き熊本県、愛知県産は気温低下で着色が鈍い状態が続いた。荷動きはまずまず良好で、熊本県産の価格は強保合となった。

ピーマン　茨城県、宮崎県等から入荷した。宮崎県産が出荷ピークとなり、高知県産も順調に入荷したことから前週比で13％の増加となった。茨城県産の価格は強保合となった。

じゃがいも　北海道を中心に入荷し、前週比で8％の増加となった。品質低下と発芽が多く、選果に手間取り出回りが少ない状態が続いている。品質が悪いため販売は低調で、北海道産の価格は保合となった。

たまねぎ　北海道を中心に入荷し、前週比で26％の増加となった。高値傾向は変わらず荷動きは鈍い状態が続いている。北海道産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2023年11月第4週）