鮮魚3割増。カツオ3.7倍増

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年2月第4週(2月25日〜3月3日)の概況より。
2日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ29%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,227t(前週比127%、前年同期比89%)。

このうち鮮魚類は586t(前週比129%、前年同期比96%)、冷凍魚類は289t(前週比148%、前年同期比84%)、塩干加工品は352t(前週比110%、前年同期比83%)。

日ごとの動き

2月25日(金) 週末の取引、全体の入荷が減り荷動きはやや回復。アジが2〜3割、カツオは1〜3割の下落、サバは1〜2割続落、イワシは軟調、相場全体では下落

2月26日(土) 休市前の取引、入荷増で買い気は後退。スルメが浜高を受けて2〜3割上伸、カツオは堅調、イワシは2〜3割、ブリは1〜2割の下落、相場全体では小動き

2月28日(月) 週明けの取引、月末市で買い気は振るわなかった。アジが2〜3割、カツオは2割の下落、スルメは軟調、ブリは小動き、相場全体では軟調

3月1日(火) 休市前の取引、月替わりで入荷が減ったこともあり、買い気は上向き。イワシが2〜3割上伸、スルメは小高い、アジ、サバは強保合、カツオは小幅続落、相場全体では強保合

3月3日(木) 休市明けの取引、潤沢入荷で買い気は弱め。アジが1〜3割上伸、イワシは強保合、スルメは1〜2割反落、サバ、メジは軟調、相場全体では小動き

品目別の動き

アジ 中型が長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は97%増加し、価格は中型が約4.5割安。

サバ 富山を主体に入荷。前週に比べ数量は7%増加し、価格は3.5割弱安。

イワシ 石川を主体に入荷。前週に比べ数量は29%増加し、価格は4割弱安。

スルメイカ 静岡を主体に入荷。前週に比べ数量はほぼ変わらず、価格は2割強高。

カツオ 鹿児島を主体に入荷。前週に比べ数量は約3.7倍に増加し、価格は約4.5割安。

ムキカキ 17%減少し、三陸産の価格は1割弱安。

主な水産物の市況(2022年2月第4週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ55.6157114各地3,386
海外1,296
メバチ38.612087各地※冷凍1,261
アジ47.3197113長崎518
-中小-
サバ39.710781富山324
イワシ29129151石川335
スルメイカ8.210165静岡1,024
冷スルメイカ2.4100133各地-
サンマ1.68994各地解凍-
カレイ9.78763北海道324
宮城ほかマコ864
北海道アカ864
北海道アサバ311
ハマチ18.49441鹿児島ほか野〆1,296
塩サケ15.69867北海道トキ-
北海道アキ896
タラ類15.36086岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ13.137462鹿児島842
キンメダイ6.310571静岡ほか1,748
ムキカキ12.98393三陸1,494
各地-
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/