レタス、ピーマン、トマト増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年2月第2週（2月11日〜2月17日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量5,156t（前週比95％、前年同期比86％）。

日ごとの動き

前週比ではレタス、ピーマン、トマト等が増加したが、だいこん、さといも、にんじん等が減少し、5％の減少となった。

前年同期比ではごぼう、ねぎ、はくさい等が増加したが、ほうれんそう、かぶ、こまつな等が減少したため、14％の減少となった。

市況は前週比で強保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　神奈川県、千葉県等から入荷したが、降雨と低温のため数量減少し、前週比で18％の減少となった。数量の少なさから引き合いは強く、神奈川県産の価格は強保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、千葉県産が出荷ピークを過ぎたことや、春に向けた農作業があることから出荷減少傾向で、前週比13％の減少となった。千葉県産の価格は強保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷したが、降雨や降雪、低温の影響により前週比8％の減少となった。数量減から引き合い強く相場は上昇し、愛知県産の価格は強保合となった。

レタス　静岡県を中心に長崎県等から入荷し、週後半に後続の茨城県産が増加したことから、前週比で6％の増加となった。静岡県産の価格は弱含みとなった。

はくさい　茨城県を中心に群馬県等から入荷したが、降雨や降雪の影響で、前週比4％の減少となった。量販店需要もあり不足感が生じたため、茨城県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県、茨城県等から入荷したが、降雪や低温により数量少なく、前週比9％の減少となった。引き合いがあったことから相場は上昇し、群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　千葉県、埼玉県等から入荷したが、関東産が降雨や降雪の影響により数量減少し、前週比8％の減少となった。千葉県産の価格は強保合となった。

きゅうり　宮崎県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比で2％の減少となった。荷動きは鈍く相場は下落し、宮崎県産の価格は弱含みとなった。

なす　高知県を中心に入荷したが、高知県産、福岡県産が低温のため出回りが少なく、前週比7％の減少となった。荷動きは良好で、高知県産の価格は強保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、前週比4％の増加となった。荷動きは良好で、熊本県産の価格は強含みとなった。

ピーマン　宮崎県を中心に高知県等から入荷し、前週比5％の増加となった。宮崎県産の価格は強含みとなった。

主な農産物（野菜）の市況（2022年2月第2週）