29日はまん防受けほぼ全面安

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年1月第5週(1月28日〜2月3日)の概況より。
2日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに減少。
1日平均取扱数量は総量1,264t(前週比109%、前年同期比100%)。

このうち鮮魚類は581t(前週比98%、前年同期比106%)、冷凍魚類は313t(前週比137%、前年同期比111%)、塩干加工品は370t(前週比111%、前年同期比87%)。

日ごとの動き

1月28日(金) 週末の取引、荷動きはよくなかった。アジが2〜3割、サバ、スルメは1〜2割の下落、ブリは小安い、メジは堅調な相場形成、相場全体では小安い

1月29日(土) 休市前の取引、月末控えや「まん延防止等重点措置」を受けた末端消費の低迷により売れ行きは鈍く、ほぼ全面安の値動き。アジ、スルメが続落、サバも続軟調、イワシの下げ足も速まり、カツオ、ブリ、メジも幾分値を下げ、相場全体では小幅続落

1月31日(月) 週明けの取引、月末市で買い気は低調。ブリがしっかり、イワシは強保合、カツオは軟調、サバは弱保合、相場全体では保合

2月1日(火) 休市前の取引、月替わりで入荷も少なかったため荷動きはまずまず。サバが3〜4割、メジが1〜3割、カツオは1〜2割、スルメは1割、ブリは小幅に下落、イワシは2〜4割上伸、相場全体では下落

2月3日(木) 休市明けの取引、入荷が急増し買い気は弱め。サバが2〜4割反発、カツオは堅調、メジは軟調、アジ、ブリは弱保合、相場全体では強保合

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が島根を主体に入荷。前週に比べ数量は33%増加し、価格は中型が約2.5割安、中小型が3割弱安。

サバ 千葉を主体に入荷。前週に比べ数量は17%減少し、価格は3割強安。

イワシ 千葉を主体に入荷。前週に比べ数量はほぼ変わらず、価格は約0.5割安。

スルメイカ 長崎や富山を主体に入荷。前週に比べ数量は44%増加し、価格は1.5割安。

カツオ 愛媛を主体に入荷。前週に比べ数量はほぼ変わらず、価格は約0.5割安。

ムキカキ 13%減少し、三陸産の価格は2割安。

主な水産物の市況(2022年1月第5週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ33.497126各地3,853
海外-
メバチ27.86886各地※冷凍1,235
アジ50.7133167長崎443
島根中小351
サバ36.88394千葉300
イワシ26.910178千葉324
スルメイカ12.114472長崎ほか860
冷スルメイカ1.450156各地-
サンマ1.79489各地解凍-
カレイ13.895134北海道446
青森ほかマコ432
北海道アカ594
北海道アサバ473
ハマチ22.28433鹿児島ほか野〆1,296
塩サケ16.710590北海道トキ-
北海道アキ896
タラ類30.876102岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ7.9100608愛媛691
キンメダイ9.1100202静岡ほか1,771
ムキカキ17.38790三陸1,431
各地1,080
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/