カツオが74%増、4割弱安

2024年4月第3週(2024年4月12日〜2024年4月18日)

カツオ(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2024年4月第3週(2024年4月12日〜2024年4月18日)の概況より。
17日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ10%の増加。前年同期は2023年4月14日〜2023年4月20日。
1日平均取扱数量は総量1,177t(114%、103%)。このうち鮮魚類は625t(前週比110%、前年同期比100%)、冷凍魚類は263t(前週比119%、前年同期比111%)、塩干加工品は289t(前週比121%、前年同期比104%)。

日ごとの動き

4月12日(金)週末の取引に入ったが、買い気は振るわなかった。スルメは1〜2割反落、ブリは1〜2割下落、イワシは軟調、サバは弱保合、カツオはしっかり、アジは小動き。相場全体では軟調。

4月13日(土)休市前の取引、天候の回復で買い気は上向き、荷動きはおおむね良好だった。アジが強保合、ブリは小反発、スルメは底堅い値動き、イワシは安値が継続、カツオは弱保合、サバは保合。相場全体では小動き。

4月15日(月)週明けの取引、買い気は順調。カツオは軟調、サバは小安い、アジは強保合、イワシとブリはともに保合、スルメは区々。相場全体では小甘い。

4月16日(火)休市前で買い気は引き続き順調。スルメは堅調、サバは強保合、ブリは1〜2割下落、カツオは小甘い、イワシは弱保合、アジは保合。相場全体では区々。

4月18日(木)休市明けの取引、おおむね順調な荷動きとなった。イワシは堅調、アジは1〜2割下落、サバとスルメはともに小動き、カツオは保合った。相場全体では強保合。

品目別の動き

アジ 中型が佐賀、中小型が高知主体に入荷。数量は前週に比べ4%減少し、価格は中型が0.5割弱安、中小型が2割弱安。

サバ 京都と長崎主体に入荷。数量は前週に比べ27%増加し、価格は1割強安。

イワシ 鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ11%増加し、価格は1.5割安。

スルメイカ 富山と長崎主体に入荷。数量は前週に比べ16%増加し、価格はほぼ変わらず。

カツオ 鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べ74%増加し、価格は4割弱安。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2024年4月第3週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ39.5110106各地15,1206,3942,160108127
海外7,0204,3212,484147112
メバチ50.810670各地※冷凍2,4841,0687889989
アジ59.09692佐賀1,29651843296114
高知中小97275654082189
サバ24.612781京都ほか1,08040021688100
イワシ28.911195鳥取6483132168598
スルメイカ6.4116149富山ほか1,9441,2237569996
冷スルメイカ1.011136各地2,3762,160
サンマ1.083125各地解凍1,620864
カレイ19.4118118北海道5404322169797
青森ほかマコ64855832410967
北海道アカ64846432488102
北海道アサバ324493270114130
ハマチ12.591152愛媛ほか野〆1,02699997210068
塩サケ21.8117113北海道トキ
北海道アキ97291886410089
タラ類6.89492岩手ほか378324
宮城ぶわ1,512100
カツオ33.517480鹿児島2,16073443262113
キンメダイ10.1120111千葉ほか4,6441,7061,08088105

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/