スルメ倍増、ムキカキ2割増

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年1月第4週(1月21日〜1月27日)の概況より。
26日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ12%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,154t(前週比110%、前年同期比104%)。

このうち鮮魚類は593t(前週比112%、前年同期比102%)、冷凍魚類は228t(前週比114%、前年同期比134%)、塩干加工品は333t(前週比106%、前年同期比93%)。

日ごとの動き

1月21日(金) 週末の取引、入荷が減ったことなどで買い気はやや上向き。イワシが3〜5割、アジが2〜4割、サバは2〜3割の反発、カツオはしっかり、スルメは小幅続落、相場全体では反発

1月22日(土) 休市前の取引、荷動きはいまひとつ。アジが堅調、サバは小反落、ブリは弱保合、カツオは軟調、イワシは区々、相場全体では小動き

1月24日(月) 週明けの取引、入荷増で買い気は伸び悩んだ。サバの岩手産が4〜5割反発、ブリは小高く、カツオはしっかり、アジは2〜3割下落、相場全体では堅調

1月25日(火) 休市前の取引、入荷も減り買い気はやや上向き。サバが2〜4割、ブリは2割の反落、メジはしっかり、スルメは小動き、相場全体では軟調

1月27日(木) 休市明けの取引、買い気はいまひとつ。イワシが小反発、サバ、スルメは堅調、メジは3〜5割下落、カツオは軟調、相場全体では区々

品目別の動き

アジ 中型が長崎や佐賀、中小型が島根を主体に入荷。前週に比べ数量は10%増加し、価格は中型が1割安、中小型が2割弱安。

サバ 岩手を主体に入荷。前週に比べ数量は4%増加し、価格は約1割高。

イワシ 千葉を主体に入荷。前週に比べ数量はほぼ変わらず、価格はわずかに下落

スルメイカ 石川や三重を主体に入荷。前週に比べ数量は2.4倍に増加し、価格は1割強安。

カツオ 愛媛を主体に入荷。前週に比べ数量は46%増加し、価格はほぼ変わらず。

ムキカキ 18%増加し、三陸産の価格は1.5割弱安。

主な水産物の市況(2022年1月第4週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ34.6126127各地3,816
海外2,592
メバチ41139128各地※冷凍1,230
アジ38.211076長崎ほか583
島根中小486
サバ44.510497岩手443
イワシ26.699117千葉346
スルメイカ8.424039石川ほか1,011
冷スルメイカ2.862280各地-
サンマ1.895129各地解凍-
カレイ14.5120119北海道473
青森ほかマコ378
北海道アカ783
北海道アサバ473
ハマチ26.39241鹿児島ほか野〆1,296
塩サケ15.988105北海道トキ-
北海道アキ896
タラ類40.3120123岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ7.9146527愛媛734
キンメダイ9.1198112静岡ほか1,944
ムキカキ19.911897三陸1,796
各地-
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/