いちご、アールス冷え込みで減

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年12月第4週（12月24日〜12月29日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量2,242t（前週比94％、前年同期比79％）。

日ごとの動き

前週比では、ほしがき、キウイ、みかん等が増加したが、不知火、かき、西洋なし等が減少したため、6％の減少となった。

前年同期比では西洋なし、不知火等が増加したが、アールスメロン、りんご、いちご等が減少したため、21％の減少となった。

市況は前週比で保合、前年同期比では強保合となった。

品目別の動き

みかん　愛媛県を中心に長崎県等から入荷し、前週比1％の微増となった。愛媛県産普通の価格は前週比で、弱含みとなった。

不知火　熊本県を中心に佐賀県等から入荷したが、前週比57％の大幅な減少となった。熊本県産の価格は前週比で、保合となった。

りんご　青森県を中心に岩手県から入荷したが、前週比1％の微減となった。引き合いは強く、価格は前週比で、青森県産「ふじ」は保合、「王林」は強含みとなった。

西洋なし　山形県を中心に青森県等から入荷したが、各産地からの入荷がほぼ終了したため、前週比45％の大幅な減少となった。山形県産「ラ・フランス」の価格は前週比で、保合となった。

かき　福岡県を中心に岐阜県等から入荷したが、奈良県産、愛媛県産の入荷が終了したため、前週比50％の大幅な減少となった。福岡県産「富有」の価格は前週比で、保合となった。

いちご　栃木県を中心に福岡県等から入荷したが、関東産・九州産が厳しい冷え込みにより出荷が減少し、前週比10％の減少となった。価格は前週比で、栃木県産「とちおとめ」は弱含み、福岡県産「あまおう」は強保合、静岡県産「紅ほっぺ」は保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷したが、高知県産、九州産が厳しい冷え込みにより出荷が減少し、前週比26％の減少となった。クリスマスと年末の需要期に数量が不足したことから、静岡県産の価格は前週比で、強保合となった。

ほしがき　長野県を中心に福島県等から入荷し、前週比6％の増加となった。価格は前週比で、長野県産「市田」は弱含み、福島県産「アンポ」は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2021年12月第4週）