レタス長野群馬の作型重なる

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年6月第3週（6月12日〜6月18日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量5,373t（前週比91％、前年同期比97％）。

前週比ではとうもろこし、えだまめ、レタス等が増加したが、うめ、そらまめ、じゃがいも等が減少したため、9％の減少となった。

前年同期比では、さやえんどう、ほうれんそう、きゅうり等が増加したが、うめ、かぼちゃ、じゃがいも等が減少したため、3％の減少となった。

市況は、前週比で区々、前年同期比で強保合になった。

品目別の動き

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比20％の減少となった。一部では学校給食の再開もあり太物中心に引合いが出た。不足感があり相場は上昇し、千葉県産の価格は強含みとなった。

キャベツ　千葉県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比9％の減少となった。荷動きはよく相場は上昇し、千葉県産の価格は強保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷し、前週比13％の増加となった。長野県産群馬県産が作型の重なりで入荷量が多く、荷動きは鈍く、長野県産の価格は弱保合となった。

はくさい　長野県を中心に群馬県等から入荷したが、前週比21％の減少となった。長野県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、降雨により入荷量が減少し、前週比11％の減少となった。茨城県産の価格は保合となった。

きゅうり　埼玉県を中心に群馬県等から入荷したが、前週比11％の減少となった。埼玉県産の価格は弱含みとなった。

なす　高知県を中心に群馬県等から入荷したが、前週比11％の減少となった。高知県産の価格は保合となった。

トマト　栃木県を中心に熊本県等から入荷したが、栃木県産がこれまでの前進出荷から減少傾向となり、熊本県産も終盤に入ったため、前週比11％の減少となった。栃木県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に高知県等から入荷したが、前週比3％の減少となった。全体量は多くなく、量販店の需要が高く不足感があり、茨城県産の価格は強含みとなった。

主な農産物（野菜）の市況（2020年6月第3週）