トマト、ピーマン増量し弱保合

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年7月第5週（7月26日〜8月1日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週5日、前週5日、前年6日。

　1日平均入荷量は総量5,176t（前週比103％、前年同期比115％）。

　前週比ではブロッコリー、かぼちゃ、じゃがいも等が減少したが、にんじん、トマト、ピーマン等が増加したため、3％の増加となった。

　前年同期比では、なす、とうもろこし等が減少したが、いんげん、えだまめ、ミニトマト等が増加したため、15％の増加となった。

　市況は前週比で区々、前年同期比で弱保合となった。

品目別の動き

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷したが、前週比9％の減少となった。北海道産の価格は弱保合となった。

にんじん　青森県、北海道等から入荷し、北海道産が増量となり前週比37％の大幅な増加となった。消費者への売れ行きがさほどよくないことから相場はやや下落し、青森県産の価格は弱含みとなった。

キャベツ　群馬県、長野県等から入荷したが、前週比4％の減少となった。長雨で肥大が鈍かったので大玉については数量少なく引合いが強かったが、全体的には大きな相場変動はなく、群馬県産の価格は保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷し、長雨の影響から抜け出荷量がやや回復したため、前週比8％の増加となった。長野県産の価格は強保合となった。

はくさい　群馬県、長野県等から入荷したが、前週比2％の減少となった。長野県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に岐阜県等から入荷したが、前週比16％の減少となった。群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷し、前週比6％の増加となった。引合いが弱く、茨城県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　福島県を中心に岩手県等から入荷し、東北産は増量傾向のため前週比16％の増加となった。福島県産の価格は弱保合となった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷し、群馬県産、栃木県産が増量傾向のため、前週比5％の増加となった。荷動きが鈍く相場は下落し、群馬県産の価格は弱保合となった。

トマト　青森県、北海道等から入荷し、東北県産、岐阜県産が増量しているため前週比25％の増加となった。荷動きが鈍く相場は下落し、青森県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　茨城県、岩手県等から入荷し、岩手県産、福島県産が増量傾向のため、前週比22％の増加となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2019年7月第5週）