せとか、不知火、はっさく増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2022年2月第4週（2月25日〜3月3日）の概況より。
開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。
1日平均入荷量は総量1,348t（前週比96％、前年同期比87％）。

日ごとの動き

前週比では、せとか、不知火、はっさく等が増加したが、ポンカン、きんかん、みかん等が減少したため、4％の減少となった。

前年同期比では、いちご、せとか、あまなつかん等が増加したが、みかん、りんご、はっさく等が減少したため、13％の減少となった。

市況は前週比で保合、前年同期比で強含みとなった。

品目別の動き

みかん　静岡県を中心に和歌山県等から入荷したが、前週比38％の大幅な減少となった。荷動きはやや鈍く、静岡県産普通みかんの価格は弱保合となった。

ポンカン　愛媛県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比70％の大幅な減少となった。愛媛県産の価格は弱保合となった。

いよかん　愛媛県を中心に入荷したが、前週比14％の減少となった。愛媛県産の価格は強保合となった。

はっさく　和歌山県を中心に広島県等から入荷し、前週比18％の増加となった。和歌山県産の価格は強保合となった。

不知火　熊本県、愛媛県等から入荷し、前週比20％の増加となった。愛媛県産の出荷が本格化し、熊本県産は露地物に販売が変わりた。熊本県産の価格は弱保合となった。

せとか　愛媛県を中心に愛知県等から入荷し、ハウス物から露地物に切り替わってきていることから、前週比35％の大幅な増加となった。愛媛県産の価格は弱含みとなった。

きんかん　宮崎県を中心に鹿児島県等から入荷したが、前週比54％の大幅な減少となった。宮崎県産の価格は保合となった。

りんご　青森県を中心に入荷し、前週比2％の増加となった。青森県産「ふじ」の価格は保合、「王林」の価格は強保合となった。

いちご　栃木県、福岡県等から入荷し、各産地で2番果の出荷ピークが続いており、前週比7％の増加となった。いちご全般に荷動きは鈍く、価格は栃木県産「とちおとめ」は弱含み、福岡県産「あまおう」は保合、佐賀県産いちごさん」および静岡県産「紅ほっぺ」はともに弱保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比10％の減少となった。入荷量は少ないものの、引き合い及び荷動きは強くなく、静岡県産の価格は保合となった。

キウイ　和歌山県、福岡県等から入荷したが、前週比5％の減少となった。和歌山県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2022年2月第4週）