はくさい入荷潤沢、キャベツ減

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年12月第4週（12月25日〜12月29日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週4日、前週5日、前年3日。

1日平均入荷量は総量6,129t（前週比100％、前年同期比125％）。

前週比ではかぼちゃ、さといも、さつまいも等が減少したが、れんこん、なましいたけ、こまつな等が増加したため、増減なしとなった。

前年同期比では、しゅんぎく、こまつな、レタス等が減少したが、かぼちゃ、にんじん、さつまいも等が増加したため、25％の増加となった。

市況は前週比で強保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷し、前週比19％の増加となった。年末需要で荷動きが良好で、千葉県産の価格は強保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比11％の減少となった。年末需要で引合いが強く、千葉県産の価格は強含みとなった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷したが、愛知県、千葉県、神奈川県産が気温の低下で出荷量がやや減少し、前週比2％の減少となった。愛知県産の価格は強保合となった。

レタス　静岡県、兵庫県等から入荷したが、静岡県、兵庫県産が気温低下や降雨の影響により出荷量が減少し、前週比5％の減少となった。静岡県産の価格は強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に潤沢に入荷し、前週比10％の増加となった。気温低下で需要は高いが潤沢な入荷のため、相場は安定して推移し、茨城県産の価格は保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷し、前週比9％の増加となった。年末需要で不足感が高まり相場は上昇し、群馬県産の価格は強保合となった。

きゅうり　宮崎県、千葉県等から入荷したが、前週比5％の減少となった。宮崎県産の価格は強保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、前週比は2％の増加となった。全体量が少ないため高値傾向にあるが荷動きは鈍いままで、高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に愛知県等から入荷し、前週比9％の増加となった。熊本県産の価格は強含みとなった。

ピーマン　宮崎県を中心に高知県等から入荷したが、前週比8％の減少となった。宮崎県産の価格は強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2020年12月第4週）