祝日前も水曜市は買い気弱く

2022年8月第2週(8月5日〜8月11日)

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年8月第2週(8月5日〜8月11日)の概況より。
11日(木)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ5%の減少。
1日平均取扱数量は総量953t(前週比87%、前年同期比83%)。

このうち鮮魚類は467t(前年同期比87%)、冷凍魚類は197t(前週比68%、前年同期比87%)、塩干加工品は288t(前週比91%、前年同期比75%)。

日ごとの動き

8月5日(金) 週末の取引、入荷が減少し荷動きはやや上向き。スルメが1〜3割続伸、メジは小高い、カツオは堅調、アジ、ブリは強保合、サバは小動き、イワシは保合。相場全体では堅調

8月6日(土) 休市前の取引、前荷薄もあり荷動きはおおむね良好。アジが堅調、サバはしっかり、イワシは小高い、スルメ、ブリは弱保合、カツオは小反落、メジは保合。相場全体では小動き

8月8日(月) 週明けの取引、買い気は比較的順調。アジが2〜4割、スルメは2割下落、イワシは小反落、サバは軟調、カツオは弱保合、ブリはしっかり、メジは強保合。相場全体では小安い

8月9日(火) 開市の間の取引、入荷水準は低いが買い気は振るわず。メジが小高い、アジはしっかり、イワシは強保合、サバは続軟調、カツオは軟調、スルメ、ブリは保合。相場全体では小動き

8月10日(水) 水曜開市日の取引、祝日前ながら水曜市で買い気は弱まり、相場は伸び悩んだ。アジ、ブリが弱保合、サバが小安い、スルメは2割上伸、カツオはしっかり、イワシは強保合。相場全体では小動き

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が島根主体に入荷。数量は前週に比べ23%減少し、価格は中型が3.5割弱高、中小型が3割高。

サバ 宮城と岩手主体に入荷。数量は前週に比べ40%増加し、価格は1割弱安。

イワシ 鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ64%減少し、価格は6割強高。

スルメイカ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ29%減少し、価格は2.5割高。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ7%増加し、価格は1.5割強高。

主な水産物の市況(2022年8月第2週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄高値中値安値前週比中値前年同期比
マグロ3311170各地13,5004,4071,0809089
海外14,0406,9084,320108156
メバチ37.99487各地※冷凍3,2401,3131,080101114
アジ30.97748長崎1,728994540133153
島根中小1,080729432130123
サバ25.4140121宮城ほか8643372169286
イワシ8.83646鳥取1,080611270162129
スルメイカ21.271161石川1,29686460512586
冷スルメイカ3.7176109各地1,080-810--
サンマ5.4117193各地解凍1,620-756--
カレイ6.57096北海道756621432115102
宮城ほかマコ1,404756324-70
北海道アカ86484675612182
北海道アサバ-----
ハマチ6.311751愛媛ほか野〆1,6201,5661,512100139
塩サケ13.75557北海道トキ4,5364,3203,780100-
北海道アキ-----
タラ類4.510062岩手ほか864-324--
宮城ぶわ1,404-864--
カツオ25.410771宮城1,944756324117110
キンメダイ9103138東京ほか7,0202,1601,404110151
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/