はくさいの加工需要落ち着く

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年5月第2週（5月8日〜5月14日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週4日、前年4日。

1日平均入荷量は総量5,586t（前週比84％、前年同期比84％）。

前週比ではふき、そらまめ、トマト等が増加したが、きゅうり、じゃがいも、たまねぎ等が減少したため、16％の減少となった。

前年同期比では、にら、こまつな等が増加したが、じゃがいも、だいこん、キャベツ等が減少したため、16％の減少となった。

市況は、前週比は弱保合、前年同期比は区々となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比10％の減少となった。千葉県産の価格は弱保合となった。

にんじん　徳島県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比12％の減少となった。気温の上昇により需要が減退し、徳島県産の価格は弱含みとなった。

キャベツ　千葉県を中心に神奈川県等から入荷したが、前週比20％の減少となった。千葉県産の価格は弱保合となった。

レタス　長野県、群馬県を中心に入荷したが、前週比8％の減少となった。長野県産の価格は弱保合となった。

はくさい　茨城県を中心に入荷したが、前週比13％の減少となった。高値のため量販店需要は鈍く、加工品需要も落ち着き需要が減退し、茨城県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比12％の減少となった。茨城県産の価格は弱含みとなった。

きゅうり　埼玉県を中心に群馬県等から入荷したが、前週比27％の減少となった。埼玉県産の価格は弱含みとなった。

なす　高知県を中心に入荷したが、前週比21％の減少となった。高値が続き荷動き鈍く相場は下落し、高知県産の価格は弱保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から順調に入荷し、前週比9％の増加となった。熊本県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に入荷したが、前週比23％の減少となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2020年5月第2週）