カツオ宮城主体に入荷し安値

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年7月第3週(7月12日〜7月18日)の概況より。

日ごとの動き

 15日(月)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ4%の増加。

 1日平均取扱数量は総量1,260t(前週比99%、前年同期比103%)。このうち鮮魚類は641t(前週比104%、前年同期比105%)、冷凍魚類は247t(前週比101%、前年同期比99%)、塩干加工品は373t(前週比92%、前年同期比103%)。

7月12日(金) 週末の取引、買い気は低調。価格は全体的に大きな変動なく、相場全体では保合

7月13日(土) 休市前の取引、買い気はやや上向き。カツオやスルメが値を上げるなど、相場全体では堅調

7月16日(火) 休市明けの取引、買い気は低調。イワシが値を上げる一方、アジやカツオ、スルメが値を下げるなど、相場全体では高安区々

7月17日(水) 水曜開市の取引、入荷量少ないが、買い気は引き続き低調。スルメやブリが値を下げるなど、相場全体では小動き

7月18日(木) 入荷量増加したが荷動きは今一つ。サバやメジが値を上げる一方、イワシやカツオは値を下げるなど、相場全体では高安区々

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が島根や石川主体に入荷。数量は前週に比べ6%増加し、価格は中型が1割安、中小型は1割高。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ10%増加し、価格は2.5割強安。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ11%増加し、価格は0.5割高。

スルメイカ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ7%減少し、価格はわずかに上昇

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ49%増加し、価格は3.5割弱安。サンマは岩手主体に入荷。数量は前週に比べ13%減少。

主な水産物の市況(2019年7月第3週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ36.890113各地8,729
海外4,381
メバチ47.69581各地※冷凍1,048
アジ59.810688長崎475
島根ほか中小486
サバ30.3110128宮城298
イワシ49.6111128北海道296
スルメイカ26.19382石川618
冷スルメイカ2.58389各地-
サンマ5.887193岩手-
各地解凍-
カレイ9.78795北海道576
青森ほかマコ810
北海道アカ-
北海道アサバ-
ハマチ12.5105136愛媛ほか野〆1,026
塩サケ16.483109北海道トキ2,484
北海道アキ972
タラ類7.5104188青森ほか-
宮城ぶわ-
カツオ46.1149112宮城583
キンメダイ5.510641東京ほか2,398
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/