入荷減。前週比で強含みの市況

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年3月第5週週（3月27日〜4月2日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週4日、前年5日。

1日平均入荷量は総量5,607t（前週比93％、前年同期比103％）。

前週比ではこまつな等が増加したが、なのはな、きゅうり、ごぼう等が減少したため、7％の減少となった。

前年同期比では、かぶ、ごぼう、だいこん等が減少したが、ピーマン、たまねぎ、じゃがいも等が増加したため、3％の増加となった。

市況は、前週比で強含み、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

だいこん　神奈川県、千葉県等から入荷したが、前週比13％の減少となった。神奈川県産の価格は強保合となった。

にんじん　徳島県を中心に青森県等から入荷したが、前週比15％の減少となった。徳島県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に神奈川県等から入荷したが、前週比3％の減少となった。愛知県産の価格は強保合となった。

レタス　茨城県を中心に兵庫県等から入荷し、前週比5％の増加となった。茨城県産の価格は保合となった。

はくさい　茨城県を中心に兵庫県等から入荷したが、茨城県産が冷え込みや降雪により少なく、前週比17％の減少となった。品薄状態で相場が高まり、茨城県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に埼玉県等から入荷した。前週は冷え込みやお彼岸の影響で数量が少なかったが今週はやや増量し、前週比5％の増加となった。群馬県産の価格は保合となった。

ねぎ　千葉県、埼玉県等から入荷したが、千葉県産、埼玉県産、茨城県産が降雪、降雨により減少し、前週比11％の減少となった。不足感で相場が上昇し、千葉県産の価格は強保合となった。

きゅうり　群馬県を中心に千葉県等から入荷したが、埼玉県産、群馬県産、千葉県産が天候不良により減少し、前週比20％の減少となった。荷動きは鈍く、群馬県産の価格は弱含みとなった。

なす　高知県を中心に入荷したが、高知県産・福岡県産が雨天と低温により減少し、前週比11％の減少となった。高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、熊本県が微増し、前週比3％の増加となった。熊本県産の価格は強保合となった。

ピーマン　宮崎県、茨城県等から入荷し、前週比6％の増加となった。宮崎県産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2020年3月第5週）