レイシ、じゃが、ピーマン増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年8月第1週（8月2日〜8月8日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週5日、前週5日、前年6日。

　1日平均入荷量は総量5,273t（前週比117％、前年同期比122％）。

　前週比では「だいこん、ほうれんそう、いんげん」等が減少したが、「レイシ、じゃがいも、ピーマン」等が増加したため、17％の増加となった。

　前年同期比では、「さつまいも、なす、さといも」等が減少したが、「いんげん、レイシ、じゃがいも」等が増加したため、22％の増加となった。

　市況は前週比で区々、前年同期比で弱保合となった。

品目別の動き

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷したが、前進出荷傾向で玉切れを起こしたため前週比21％の減少となった。数量の少なさから相場は上昇し、北海道産の価格は強保合となった。

にんじん　北海道を中心に入荷し、北海道産の出荷が順調なため前年同期比45％の大幅な増加となった。荷動きは鈍く青森県産の価格は前年同期比で弱保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷したが、前週比6％の減少となった。数量の少なさから相場は上昇し、群馬県産の価格は強保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷し、前週比5％の増加となった。引き合いは弱く、長野県産の価格は弱保合となった。

はくさい　長野県を中心に入荷し、前週比7％の増加となった。長野県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に岐阜県等から入荷したが、気温が高く数量が減少したため前週比21％の減少となった。引き合いは強く群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に青森県等から入荷し、産地の出荷が順調により前週比3％の増加となった。茨城県産の価格は保合となった。

きゅうり　福島県を中心に岩手県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。福島県産の価格は保合となった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷し、前週比7％の増加となった。数量潤沢により荷動きは鈍く、群馬県産の価格は弱含みとなった。

ピーマン　岩手県を中心に福島県等から入荷し、産地の出荷が順調により前年同期比59％の大幅な増加となった。先週まで高値だったため荷動き鈍く茨城県産の価格は前年同期比で弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2019年8月第1週）