ごぼう、ほうれんそうなど増加

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年4月第4週（4月19日〜4月25日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

　1日平均入荷量は総量6,271t（前週比107％、前年同期比100％）。

　前週比ではたけのこ、はくさい、さつまいも等が減少したが、ほうれんそう、ふき、ごぼう等が増加したため、7％の増加となった。

　前年同期比では、はくさい、きゃべつ、かぶ等が減少したが、ごぼう、ほうれんそう、たけのこ等が増加したため、増減なしとなった。

　市況は、前週比が弱保合、前年同期比は区々となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に神奈川県等から入荷し、前週比15％の増加となった。量販店需要は乏しいが、加工用は引合いがあり、千葉県産の価格は保合となった。

にんじん　徳島県を中心に青森県等から入荷し、前週比26％の増加となった。前週に続き引合いが強く、徳島県産の価格は強保合となった。

キャベツ　神奈川県、愛知県等から順調に入荷し、前週比9％の増加となった。引合いはあるが入荷量が多いため相場安で推移し、神奈川県産の価格は弱保合となった。

レタス　茨城県を中心に兵庫県等から順調に入荷し、長野県産も出荷開始となったため、前週比12％の増加となった。荷動きが鈍く相場は下落し、茨城県産の価格は弱保合となった。

はくさい　茨城県を中心に入荷したが、前週比12％の減少となった。加工用の業務需要はあるが、気温上昇で量販店向けの荷動きが鈍く相場は下落し、茨城県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比4％の減少となった。千葉県産の価格は強保合となった。

きゅうり　群馬県、埼玉県等から順調に入荷し、前週比15％の増加となった。入荷量が多いため、荷動きが鈍く相場は下落し、群馬県産の価格は弱保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、前週比11％の増加となった。高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、前週比7％の増加となった。入荷量が多いため、荷動きが鈍く相場は下落し、熊本県産の価格は弱保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に宮崎県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2019年4月第4週）