4日営業も鮮魚取扱量33%増

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2022年2月第2週(2月11日〜2月17日)の概況より。
2月11日(金)、2月16日(水)が休市のため4日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ33%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,214t(前週比132%、前年同期比93%)。

このうち鮮魚類は625t(前週比133%、前年同期比96%)、冷凍魚類は228t(前週比147%、前年同期比87%)、塩干加工品は360t(前週比123%、前年同期比93%)。

日ごとの動き

2月12日(土) 休市の間の取引、荷動きはおおむね良好だが浜止め品の割合が多く全般に値を下げる展開。アジが2割続落、ブリ、メジは下落、サバは弱保合、相場全体では小幅下落

2月14日(月) 週明けの取引、雨市で買い気は振るわなかった。ブリが1〜2割続落、アジ、メジは弱保合、イワシは堅調、カツオは小動き、相場全体では軟調

2月15日(火) 休市前の取引、買い気は若干上向き。スルメが2〜3割上伸、イワシは続堅調、アジは強保合、カツオは1〜2割下落、サバは小甘い、相場全体では小動き

2月17日(木) 休市明けの取引、荷動きは比較的順調。スルメは4〜5割続伸、ブリは4〜5割、サバは3〜4割上伸、イワシは続堅調、カツオは区々、相場全体では浜高を反映し上伸

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が島根を主体に入荷。前週に比べ数量は46%増加し、価格は中型が約1割高。

サバ 静岡や千葉を主体に入荷。前週に比べ数量は48%増加し、価格は約1.5割安。

イワシ 千葉を主体に入荷。前週に比べ数量は14%増加し、価格は約0.5割高。

スルメイカ 山口や長崎を主体に入荷。前週に比べ数量は28%減少し、価格は約1割高。

カツオ 長崎を主体に入荷。前週に比べ数量はわずかに増加し、価格は2割弱安。

ムキカキ 20%増加し、三陸産の価格は3.5割弱高。

主な水産物の市況(2022年2月第2週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ37.210595各地3,569
海外3,168
メバチ47.319383各地※冷凍1,259
アジ58.3146113長崎500
島根中小-
サバ42.614879静岡ほか365
イワシ32114152千葉338
スルメイカ9.37237山口ほか1,002
冷スルメイカ2.9145264各地-
サンマ1.610089各地解凍-
カレイ21239126北海道459
宮城ほかマコ-
北海道アカ567
北海道アサバ414
ハマチ18.910634鹿児島ほか野〆1,296
塩サケ16.810695北海道トキ-
北海道アキ896
タラ類32.3126123岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ5.410278長崎756
キンメダイ8.515590静岡ほか1,647
ムキカキ17.5120103三陸1,811
各地-
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/