キャベツ、ごぼうなどが増加

2019年2月第1週(2月1日〜2月7日)

東京都中央卸売市場(大田市場業務課)が発表した2019年2月第1週(2月1日〜2月7日)の概況より。

日ごとの動き

 開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

 今週の1日平均入荷量は、5,431tで、前週比ではキャベツ、ごぼう、さつまいも等が増加したが、にんじん、ねぎ、なましいたけ等が減少したため、2%の減少となった。

 前年同期比では、にんじん、さといも、たまねぎ等が減少したが、レタス、こまつな、ブロッコリー等が増加したため、3%の増加となった。

 市況は、前週比では 区々 、前年同期比では弱保合となった。

品目別の動き

だいこん 神奈川県、千葉県等から入荷したが、千葉県産がこれまでの前進出荷で秋冬作を中心に減少傾向のため、前週比4%の減少となった。気温が低く量販店での売れ行きが伸びているため、引合いが強まり相場が上昇し神奈川県産の価格は強保合となった。

にんじん 千葉県を中心に入荷したが、前週比18%の減少となった。冷え込みと干ばつの影響で細い物の比率が高まっている。千葉県産の価格は強含みとなった。

キャベツ 愛知県をはじめ、千葉県等から入荷し、前週比8%の増加となった。先週の相場上昇を受け荷動きが鈍化したため愛知県産の価格は弱含みとなった。

レタス 静岡県をはじめ香川県等から入荷し、前週比増減なしとなった。店頭での動きは依然強さが感じられず相場は比較的安定しており、静岡県産の価格は保合となった。

はくさい 茨城県を中心に兵庫県等から入荷したが、前週比2%の減少となった。気温が低いため荷動きは良好だが、需要に対し充分な入荷があるため相場は上がらず、茨城県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう 茨城県を中心に群馬県等から入荷し、前週比7%の増加となった。群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ 千葉県、埼玉県等から入荷したが、干ばつの影響を受け減少傾向で前週比8%の減少となった。千葉県産の価格は強保合となった。

きゅうり 宮崎県をはじめ千葉県等から入荷し、前週比1%の微増となった。荷動きが鈍く販売状況は芳しくないため、相場は下降し宮崎県産の価格は弱保合となった。

なす 高知県を中心に入荷したが、前週比7%の減少となった。高知県産の価格は保合となった。

トマト 熊本県を中心に愛知県等から入荷し、前週比3%の増加となった。熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン 宮崎県、高知県等から入荷し、生育順調で前週比2%の増加となった。荷動きは鈍く相場はやや下がり、宮崎県産の価格は弱含みとなった。

主な農産物(野菜)の市況(2019年2月第1週)

品目1日平均入荷量(t)前週比(%)前年同期比(%)取引産地単位(kg)価格
だいこん44596101せり神奈川10-
相対神奈川10950
かぶ479999せり千葉1-
相対千葉1130
にんじん2838293せり千葉10-
相対千葉10929
ごぼう38121104せり青森4-
相対青森41,332
キャベツ672108111せり愛知10-
相対愛知101,123
レタス249100132せり静岡10-
相対静岡102,268
はくさい6289895せり茨城15-
相対茨城15594
こまつな45102124せり茨城0.2-
相対茨城0.282
ほうれんそう65107115せり茨城0.2-
相対茨城0.2103
ねぎ21592107せり千葉5-
相対千葉51,490
みずな25105115せり茨城0.2-
相対茨城0.265
セルリー37106109せり静岡10-
相対静岡101,836
ブロッコリー123105176せり愛知5-
相対愛知51,814
きゅうり21710199せり宮崎5-
相対宮崎52,009
なす829395せり高知5-
相対高知52,781
トマト261103112せり熊本4-
相対熊本41,210
ミニトマト73103108せり熊本3-
相対熊本31,620
ピーマン64102107せり宮崎0.13-
相対宮崎0.1397
じゃがいも4009396せり北海道10-
相対北海道10-
さつまいも154106105せり千葉5-
相対千葉51,123
さといも259588せり埼玉10-
相対埼玉103,456
たまねぎ4529790せり北海道20-
相対北海道20-
なましいたけ308095せり岩手0.1-
相対岩手0.1115
入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場大田市場業務課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/