いちごの3番果の入荷が増量

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年3月第4週（3月19日〜3月25日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週4日、前週6日、前年4日。

1日平均入荷量は総量1,574t（前週比123％、前年同期比121％）。

前週比では、いよかん、みかん、せとかなどが減少したが、清見、いちご、はっさくなどが増加したため、23％の増加となった。

前年同期比では、せとか、あまなつかん、アールスメロンなどが減少したが、みかん、いよかん、キウイなどが増加したため21％の増加となった。

市況は前週比で区々、前年同期比で強含みとなった。

品目別の動き

みかん　静岡県を中心に香川県等から入荷したが、静岡県産は終盤になったため入荷が減量し、前週比48％の大幅な減少となった。静岡県産普通の価格は保合となった。

あまなつかん　熊本県を中心に鹿児島県等から入荷し、前週比24％の増加となった。熊本県産の価格は弱含みとなった。

はっさく　和歌山県を中心に愛媛県等から入荷し、和歌山県産木成りはっさくの入荷が多くなり、前週比43％の大幅な増加となった。和歌山県産の価格は保合となった。

不知火　熊本県、愛媛県から入荷し、前週比14％の増加となった。熊本県産の価格は保合となった。

せとか　愛媛県を中心に入荷したが、前週比14％の減少となった。愛媛県産の価格は保合となった。

清見　愛媛県を中心に和歌山県等から入荷し、前週比67％の大幅な増加となった。愛媛県産の価格は保合となった。

りんご　青森県を中心に秋田県等から入荷した。下等級品の出荷が多く、前週比は17％の増加となった。青森県産「ふじ、王林」の価格はともに強保合となった。

いちご　栃木県、福岡県等から入荷し、3番果の入荷が増量したため、前週比60％の大幅な増加となった。栃木県産「とちおとめ」、佐賀県産「さがほのか」の価格は保合、福岡県産「あまおう」の価格は弱保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に高知県等から入荷し、前週比13％の増加となった。需要はやや落ち着き、静岡県産の価格は弱含みとなった。

キウイ　福岡県、和歌山県等から入荷し、前週比31％の大幅な増加となった。福岡県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2021年3月第4週）