ほしがき、みかん、いちごが増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年12月第3週（12月18日〜12月24日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年6日。

1日平均入荷量は総量2,633t（前週比119％、前年同期比106％）。

前週比では、不知火、西洋なし、キウイなどが減少したが、ほしがき、みかん、いちごが増加したため、19％の増加となった。

前年同期比では、キウイ、西洋なし、かきなどが減少したが、いちご、りんご、アールスメロンなどが増加したため、6％の増加となった。

市況は前週比で区々、前年同期比で保合となった。

品目別の動き

みかん　愛媛県を中心に長崎県等から入荷し、前週比で30％の大幅な増加となった。愛媛県産普通の価格は保合、早生の価格は弱保合となった。

不知火　熊本県を中心に佐賀県等から入荷したが、前週比30％の大幅な減少となった。熊本県産の価格は保合となった。

りんご　青森県を中心に岩手県等から入荷したが、前週比7％の減少となった。上位等級の荷動きはよいが下位等級の荷動きが鈍く、青森県産「ふじ」の価格は弱含み、青森県産「王林」の価格は弱保合となった。

西洋なし　山形県を中心に新潟県等から入荷したが、山形県産「ラ・フランス」の出荷が終盤に入り、前週比26％の減少となった。山形県産「ラ・フランス」の価格は保合となった。

かき　奈良県、福岡県等から入荷したが、前週比10％の減少となった。奈良県産「富有」の価格は保合となった。

いちご　栃木県を中心に福岡県等から入荷し、前週比19％の増加となった。栃木県産「とちおとめ」、佐賀県産「さがほのか」の価格はともに強保合、福岡県産「あまおう」の価格は保合となった。

アールスメロン　静岡県、熊本県等から入荷したが、前週比6％の減少となった。静岡県産の価格は弱保合となった。

キウイ　福岡県を中心に栃木県等から入荷したが、前週比19％の減少となった。愛媛県産の価格は強含みとなった。

ほしがき　長野県を中心に富山県等から入荷し、前週比50％の大幅な増加となった。長野県産「市田」の価格は弱保合、福島県産「アンポ」の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2020年12月第3週）