競走馬ディープインパクトに学ぶ、顧客に“ディープなインパクト”を与える8つのポイント
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ディープインパクトに学ぶ必勝のビジネス(1)

 チェーンビジネスを考える際、いやあまねくビジネスを考える際に役立つヒーローのお話をしたい。この小さな巨人の成功物語と、そのマーケティングとマネージメントは、筆者自身も繰り返し学び、実践したい手本である。  ヒーローの名をディープインパクトという。2004年から2006年に活躍した競走馬で、生涯成績14戦12勝、中央競馬クラシック三冠を無敗で達成するなど輝かしい記録を残した。しかし、ディープインパ […]
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究極のブランドは顧客の人生そのものとなり死を乗り越える

愛されるブランドの場合、顧客はそれにまつわるさまざまなものを部屋に充満させたり、身に付けたりしたくなるものだ。そして、究極のブランドの場合、顧客は死後もそれとともにありたいと願う。その例を紹介し、チェーン・ビジネスのブランドの話の締めくくりとする。
不況に強いブランドが備える特徴
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ブランドの本質はビジュアルでも品質でもない

外車メーカーはビジュアル・アイデンティティの統一にも注力しているが、必ずしも徹底しているとは言えない。また、ヨーロッパ車よりも性能・品質で優れている国産車は多い。それでもヨーロッパ車が高いブランドを維持できている。そこからわかるのは、ブランドの本質はビジュアルでも品質でもない何かであるということだ。
不況に強いブランドが備える特徴
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食品小売・外食は再来店をうながすしくみが弱い

外車メーカーのトップたちは、もう一つ、クローズドセールスネットワークというものに興味を持っている。これは食品小売・外食のチェーンでも実現できているが、自動車業界など他業界では常識でありながら、食品小売・外食に全く欠けているものがある。それは、アフターセールスサービスという再来店を促すしくみだ。
ハーレーダビッドソンの「バーアンドシールド」
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強いブランドは“定番革新”を行っている

ハーレーダビッドソンは、100年変わらないと思わせる外観の一貫性だ。しかし、見た目は同じに見えても、実際には高性能であり、そのための技術的裏付けがある。この、多年同じものを打ち出し続けているように見えて、実際の中身や背景に最新の技術を持つという形を、“定番革新”と呼ぶ。これは日本の老舗もやってきたことだ。
外車メーカー首脳の言葉の収集・分析で浮上したブランドを構成するファクター
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強いブランドは歴史・デザイン・環境の強みを持つ

外車メーカー首脳の言葉を集めて分析してわかったことがある。彼らがインタビューなどで強調していたのは、歴史・デザイン・環境への対応であった。自動車産業では常に社会的課題の解決、そのための改善・開発が求められるが、その中で一貫するものを重視し、伝えられる企業・製品こそがブランドたり得る。
不況に強いブランドが備える特徴
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ブランド創造で留意すべきポイント 10(4)

ブランド創造のプロセスで繰り返し考え実践するべき10のポイントを指摘している。ブランドは、供給者から消費者まで、一貫して価値が共有・共感され、絆を生むものでなければならない。また、それを裏切らない信頼も必要だ。その全体の世界観を表現する商品・サービスが用意できているか、繰り返しレビューする必要もある。
不況に強いブランドが備える特徴
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ブランド創造で留意すべきポイント 10(3)

ブランド創造のプロセスで繰り返し考え実践するべき10のポイントを指摘している。大きな販売実績があるもの、性能のよいものでも、ブランドとして認知されるとは限らない。しかるべき理念があって、それに連動したマーケティングが行われなければブランドとして育つことはない。
不況に強いブランドが備える特徴
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ブランド構築・ブランド管理は適切か?(3)

理想的なブランドは、そのブランドが所有者や利用者の自己表現・自己実現につながる品質感を持っている。また、優れたブランドは、所有者や利用者の人生の記憶と結び付いて記憶されている。それが可能であれば、広く知られていなくとも、また高価格な商品ではなくとも、ブランドになり得る。
不況に強いブランドが備える特徴
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ブランド構築・ブランド管理は適切か?(2)

日本の外食産業や小売業のチェーンは、スクラップアンドビルドを前提に展開し、商品も各店舗もチェーンも短命な傾向がある。これではブランドとして育つことは難しい。強いブランドは歴史を持ち、また対面販売で顧客との人間対人間の関係を築いている点に注意されたい。