3連休前買い気はいまひとつ

2025年8月第2週(2025年8月8日〜2025年8月14日)

豊洲市場(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2025年8月第2週(2025年8月8日〜2025年8月14日)の概況より。
13日(水)、14日(木)が休市のため4日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べほぼ変わらず。前年同期は2024年8月9日〜2024年8月15日。
1日平均取扱数量は総量948t(89%、93%)。このうち鮮魚類は502t(前週比99%、前年同期比89%)、冷凍魚類は204t(前週比63%、前年同期比101%)、塩干加工品は243t(前週比107%、前年同期比96%)。

日ごとの動き

8月8日(金)週末の取引、買い一服から売れ行きはやや鈍化し、相場は伸び悩む展開となった。ブリは小安く、カツオは小反落、アジは弱保合、イワシは小動き、サバとスルメはともに保合った。相場全体では弱保合。

8月9日(土)休市前の取引、買い気が強かったこともあり、荷動きは良好だった。カツオは小反発、アジは小幅上伸、サバは小高く、イワシとスルメはともに底堅い値動き、ブリは保合った。相場全体では小高い。

8月11日(月)休市明けの取引、祝日の開市で買い気は振るわなかった。ブリは堅調、スルメは1割下落、イワシは弱保合、カツオは小甘い、アジは小動き、サバは保合った。相場全体では小動き。

8月12日(火)休市前の取引、3連休前だが、買い気はいまひとつ。イワシは3〜7割、アジは4〜5割、カツオは4割、いずれも上伸。スルメは1割反発、サバは堅調、ブリは1割下落した。相場全体では上伸。

品目別の動き

アジ 中型、中小型ともに宮城主体に入荷。前週に比べ数量は53%減少、価格は中型が4割弱高、中小型がわずかに上昇。

サバ 宮城主体に入荷。前週に比べ数量は5%減少、価格は0.5割高。

イワシ 千葉主体に入荷。前週に比べ数量は23%増加、価格は3.5割弱安。

スルメイカ 青森主体に入荷。前週に比べ数量はわずかに増加、価格はわずかに上昇。

カツオ 宮城主体に入荷。前週に比べ数量は17%減少、価格は3割強高。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2025年8月第2週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ50.711598各地10,8004,7341,94496169
海外12,9605,9613,0247482
メバチ39.76386各地※冷凍3,0241,164864101114
アジ26.34764宮城1,620864432138121
宮城中小540102143
サバ16.99588宮城864486324105116
イワシ17.7123135千葉1,1884052166786
スルメイカ16.6102148青森1,29683764810363
冷スルメイカ2.6200104各地2,3762,160
サンマ2.0100200各地解凍972648
カレイ4.48681北海道
岩手マコ9728466489187
北海道アカ7566844328792
北海道アサバ64890120
ハマチ10.315663愛媛ほか野〆1,9441,8361,782100155
塩サケ15.410183北海道トキ2,7002,4842,37689
北海道アキ1,6201,5121,404100165
タラ類2.912681青森54091
宮城ぶわ1,7281,620
カツオ20.98339宮城4,3201,080432132178
キンメダイ4.29546静岡ほか8,4242,3761,620110113

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
https://www.shijou.metro.tokyo.lg.jp/torihiki/week