アジ41%増。イワシ43%減

2025年8月第1週(2025年8月1日〜2025年8月7日)

アジ(イメージ)

東京都中央卸売市場(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)が発表した2025年8月第1週(2025年8月1日〜2025年8月7日)の概況より。
6日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ5%の増加。前年同期は2024年8月2日〜2024年8月8日。
1日平均取扱数量は総量ct(114%、102%)。このうち鮮魚類は508t(前週比105%、前年同期比94%)、冷凍魚類は324t(前週比129%、前年同期比133%)、塩干加工品は228t(前週比120%、前年同期比90%)。

日ごとの動き

8月1日(金)週末の取引、月替わりだが、台風接近に伴う天候の悪化で買い気は後退。カツオは1〜2割反発、スルメは堅調、アジとブリはともに小動き、サバとイワシはともに保合った。相場全体では強保合。

8月2日(土)休市前の取引、前日までの荷余り感から買い気は振るわなかった。ブリは堅調、イワシは強保合、カツオは区々、アジとスルメはともに保合、サバは軟調だった。相場全体では保合。

8月4日(月)週明けの取引、入荷増で買い気は低調。アジは小高い、カツオは軟調、ブリは弱保合、スルメは小動き、サバとイワシはともに保合った。相場全体では小甘い。

8月5日(火)休市前の取引、買い気は振るわなかった。カツオとブリはともに堅調、イワシは強保合、アジは1〜2割反落、スルメは1〜2割下落、サバは弱保合だった。相場全体では区々。

8月7日(木)休市明けの取引、買い気はまずまず。カツオは1〜3割上伸、アジは小幅ながら続落、イワシは軟調、スルメとブリはともに弱保合、サバは保合った。相場全体では小動き。

品目別の動き

アジ 中型が石川と宮城、中小型が宮城と佐賀主体に入荷。前週に比べ数量は41%増加、価格は中型、中小型ともに1.5割安。

サバ 三重と宮城主体に入荷。前週に比べ数量は4%減少、価格は0.5割高。

イワシ 北海道と千葉主体に入荷。前週に比べ数量は43%減少、価格は6割高。

スルメイカ 青森主体に入荷。前週に比べ数量は14%減少、価格は1割強高。

カツオ 宮城主体に入荷。前週に比べ数量は15%減少、価格は1.5割強安。

参考:卸売市場で使う市況用語メモ

主な水産物の市況(2025年8月第1週)
品名一日平均取扱数量(t)主産地銘柄卸売価格(円/㎏)及び中値比較
取扱数量前週比前年同期比高値中値安値前週比前年同期比
マグロ44.1115108各地16,2004,9081,6209786
海外14,5808,0963,45682119
メバチ63.0114123各地※冷凍3,0241,148864103115
アジ55.5141116石川ほか1,6206264328585
宮城ほか中小86452943285115
サバ17.79674三重ほか864464324105119
イワシ14.457167北海道ほか1,29660521616098
スルメイカ16.286110青森1,83681248611163
冷スルメイカ1.313081各地2,3762,160
サンマ2.0182125各地解凍972648
カレイ5.18582北海道5408381
青森ほかマコ1,188929648101
北海道アカ9727884329399
北海道アサバ720111
ハマチ6.610560愛媛ほか野〆1,9441,8361,782100155
塩サケ15.311594北海道トキ3,2402,376
北海道アキ1,6201,5121,404100165
タラ類2.311085岩手ほか
宮城ぶわ1,7281,620
カツオ25.28533宮城3,78082137884177
キンメダイ4.43656東京ほか6,4802,1601,40411296

豊洲市場調べ。卸売価格(高値、中値、安値)の単位はkg/円。「各地※」は海外を含む。

東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
https://www.shijou.metro.tokyo.lg.jp/torihiki/week